50代からの暮らし安心塾 クレオ大阪南 第1回報告 ☆遺言・相続vol.9⑲☆
こんにちは、司法書士佐井惠子です。
再び、一昨日に続いて、文藝春秋の自筆証書遺言特集にひとこと。
ご本人の文章を抜粋してご紹介します。
~前略~
毎日精一杯生きること、その中で工夫することで忙しく、自分が死んだ後のことを考える余裕がない。
財産分与については、今は考えていない。それより、伝えたいことを書こうと思った。
~以下省略~
茂木さんって、正直な方ですね。
同じように考えている男性は、大勢いらっしゃりそう。
抜粋を再び、
他人が覚えていてくれる限り、自分はかろうじて存在し続ける。
みんなで、お互いのことを覚えていよう。そんな思いを込めて、遺言を書きました。
その遺言は、とてもロマンチックです。
「私のことを覚えていて下さい。いっしょに過ごした時間。はじけた笑い。行き違い。通り雨。見上げた虹。
ほんのささいなことを、日常の全てを、どうか覚えていてください。
私のことを覚えていて下さい。(省略)
そのかわり、私もあなたのことを忘れずに覚えています。(省略)」
でも、ふと、誰に対して呼びかけているのかしらと思ってしまいます。
もっと、遺言は個人的なもの。
もし、私が家族なら、自分のことは、名前で呼びかけてほしい。絶対!
茂木さんについては、法律的なことは何も言いません。
理系男子っぽくて、素敵でした。
司法書士佐井惠子
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