未成年の養子が養親を失ったとき ☆遺言・相続vol.9③☆
こんにちは、司法書士 佐井惠子です。
「正直に言うと、危機管理に対して危機を前提にしているようで積極的に取り組み難い思いが、
どこかにあった。だが、今回の震災で、それはとんでもない誤りだと思い知らされた。」
平成23年4月18日付け日本経済新聞朝刊の教育欄にあるコラム「挑む」において、
勇気ある発言に出会いました。
東日本大震災を体験して、塾の経営者が生徒を預かる責任を痛感し、
今までも危機管理のマニュアルを作っていたが、
上記のような思いがあって、熱心に取り組んでこなかったことを吐露されています。
こんな思いは、誰もが多かれ少なかれ抱いていた気持ちのように思います。
東京電力原子力発電所の危機管理も同じではないでしょうか。
私が、繰り返しお話ししています遺言についても、最近では前向きに捉えていただける方が増えましたが、
未だに、そんな縁起の悪いこととか、
言葉には言霊があるから、父に遺言を書いてと言ったとたんに悪いことがあっては困るとか、
うぅーん・・・と、思ってしまう意見を聞くことがあります。
誰だって、考えたくないことを考えるのは億劫に違いないですよね。
死ぬことを前提にしているようで積極的に取り組みがたい思いが・・・?
いえいえ、必ず到来するリスクです。
司法書士佐井惠子
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