介護される側の心得10カ条 ☆成年後見vol.4⑯
こんにちは、司法書士 佐井惠子です。
NPO法人 O-ネット(http://www1.ocn.ne.jp/~o-net/index.html)の、
川上正子先生による、「どんなところがいいの?本人にあった施設探しのポイント」と、題する
成年後見センター・リーガルサポート大阪の後見人研修を受けました。
住まいが決まらないと、次の一歩が踏み出せません。
成年後見人は、ご本人に代わって、あるいは一緒に、
どこで生活するのがいいのか、自宅から施設に住み替えた方がいいのか、
その場合、どういう施設を選ぶかという、難しい問題に臨みます。
その施設探しのポイントは、ご本人のライフスタイルと経済状態で、
施設の種類を大きくふるいにかけ、
その中でも、どこに住むかを、もう一度ライフスタイル、好み、要望と、
施設の提供するサービスが、うまくマッチしているかどうかで判断します。
例えば、有料老人ホームの場合、ひと月分の費用トータルが気になるところですが、
グロスでいくらではなく、その明細を確認すると、施設の特色が見えてきます。
つまり何にどれだけお金を使っているのか?
食費が豪華なのか?人件費にたくさん使っているのか?施設によって特色が出てきます。
ご本人のライフスタイルによって、選択の結果は変わってきますね。
また、同じ種類の施設であっても、施設長の経営理念や、個性によっても、
雰囲気はずいぶんと違ってくるものです。
同じグループ施設であっても、施設長によって、相性が合う合わないがあるものです。
最後は、ご本人と一緒に見学をしたいですね。
昼食の時間帯にいらっしゃれば、ひとりひとりに個別対応をしているかどうか、分かりやすいです。
お友達の家に訪問するのとは、目的が違います。遠慮は必要ありません。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com