成年後見人はボランティアですか? ☆成年後見vol.3⑨☆
みなさん、こんにちは。司法書士 佐井惠子です。
介護分野の人材サービスを手がけるパソナソーシングが、介護施設向けに
電話と電子メールを使ったメンタルヘルスサービスを8月23日に開始しました。
月額費用は、従業員一人あたり300円で、時間を選ばず何度でも相談できるというものです。
成年後見の仕事をしていますと、介護施設に入っておられる方が多いので、
毎月訪問のために、良く出入りします。
施設によって、その雰囲気は様々ですが、それでも、
介護職は、重労働で重圧のある、生命を預かる仕事であることには変わりなく、
当然ストレスも多く、利用者にとっても、介護者ご本人にとっても
メンタルヘルスは重要だと思います。
面白いのは、仕事だけでなく家庭内の悩みなど幅広い相談に対応してくれるという部分。
メンタルヘルスサービスという言葉から連想するのは、臨床心理士ですが、
看護士や弁護士など専門職を活用するというのは、そういうことなのでしょうか。
確かに、家庭内に問題を抱えていれば、仕事にも支障を来すというのは、
何も介護職に限ったことではありませんが。
介護以外の職場においても、こういった福利厚生を充実していってほしいものです。
但し、その相談内容が、施設側に伝わってしまうのかどうかの点に興味があります。
プライバシーが守られないと、働く人は相談に行きにくいですね。
そこが、導入にあたってのポイントだと思います。
司法書士佐井惠子
http://sai-shihou.com