後見人は連帯保証人にはあらず ☆成年後見vol.3④☆
みなさん、こんにちは。司法書士 佐井惠子です。
後見人として不動産を売却する際、注意していることは、
相当な価格はもちろん、公正なハートと振る舞いを心がけること!
不動産は大きな財産です。まずは、相場がどの位か知っておきたいですね。
私は、ネットで簡易査定を依頼したり、直接不動産会社にたずねています。
その上で、不動産仲介会社に売却仲介を依頼します。
「知り合いの会社にお願いしたら楽だけど・・・」と、思うことはありますが、
その不動産の歴史を良く知っている業者さんってあるんです。
そういう方は、売り物件が出たら声をかけて欲しいというお客さんを持っている場合もあります。
評判のいい、そういう方にお願いする方が、話が早いと思っています。
もう一つ、理由があります。
ADRで学んだことですが、
自分が中立の立場であたっていると思っていても、
他者からは、ちょっとした仕草に、相手方に味方していないか等と見られることがあることを。
後見人として、公正に仕事をしているつもりでも、
ご本人の親族やその他利害関係人の方々からどう見えるのかを考えて振る舞うことが大切だと思うのです。
相当な価格と公正なハート+振る舞い! 後見人への信頼と安心を守ります。
司法書士 佐井惠子