在来風呂からユニットバスへリフォーム① 大阪市西淀川区事例
タイル貼りの在来のお風呂が、浴槽なり洗い場排水であったりが詰まった場合、通常のワイヤー通しや真空引きもしくは洗管では解消されない場合があります。
それは詰まりの原因が髪の毛やゴミなどではないことと、在来風呂の浴槽の下の排水の形状にあります。
在来風呂の排水はユニットバスのように排水管が直接外部の枡所に流す直接排水ではなく、浴槽の下がすり鉢状の土間になっていて、その土間排水から外部に流れていきますが、浴槽と洗い場の排水はつながっておらず、そのすり鉢状の土間に垂れ流す間接排水になってます。
この土間排水が詰まると浴槽の排水口からワイヤーなどを突っ込んでも、土間の排水口まで導くことができません。
洗管用の高圧洗浄のホースも同様です。
中からの洗管が無理なら、外から、枡所から洗管のホースを入れていけばという事になりますが、加えて、在来風呂の詰まりの原因はすり鉢状の土間のモルタルのカス、つまりモルタルやコンクリートが硬化反応に伴って発生し、排水によって押し流された炭酸カルシウムの成分が固まって詰まりのもとになっていて、その固まったカスは外からの高圧洗浄では砕ききれません。
そこで在来風呂の浴槽の詰まりが起こった場合、炭酸カルシュウム成分を溶かす薬剤を流し込み、時間をかけて溶かす必要があります。
固まった炭酸カルシュウムの成分が薬剤によって溶けだし、脆くなってきたら外部からの高圧洗浄をかけるのが在来風呂におけるつまりの解決法となっています。
浴槽の排水が詰まっていて水の流れが悪くなっています。
まずは薬剤が薄まらないように、浴槽下にたまった水を汲み出します。
今回は浴槽下が深く、バケツ10枚分くらいスポイトで吸い出しました。
その後薬剤を投与し小1時間待ちます。
コンプレッサーで外部から浴槽下の配管めがけて高圧洗浄で洗管します。
ついでにほかの配水管も洗管しときます。
無事つまりは解消されました。
薬剤浸透のため、時間がかかり、在来風呂の詰まり解消工事は半日を要します。
年数が経過した在来風呂には、様々な題点がでてきます。
やはり在来風呂は長年使っていると様々な問題起こる傾向にあります。
排水が浴槽の下で垂れ流しているので。浴室周りの土台や柱が腐ってくるという問題もあります。
在来風呂の問題縁のコラム
在来のタイル張りのお風呂のリフォームをお考えの皆様、お気軽にご相談ください。
浴室リフォームの工程
在来風呂からユニットバスへリフォーム② 豊中市事例
2階浴室リフォームの注意点
狭いお風呂をせめて1216サイズに広げるリフォーム