在来風呂からユニットバスへリフォーム① 大阪市西淀川区事例
ユニットバスは日本が発祥。きっかけは1964年東京オリンピック!
毎日入っているお風呂。
今でははほとんど家ではユニットバスが使われていますが、そのユニットバスも今ではさまざまな進化を遂げています。
実はこのユニットバスは日本が初めて世界に送り出した、まさに日本人の英知が生んだ設備機器なのです。
東京オリンピックが開催された1964年、世界で日本が初めてユニットバスを世に送り出したのです。
当時、日本初の17階建て高層ホテル「ニュー-オータニ」はオリンピックの開催に合わせ工事期間をわずか17カ月で完成させなければなりませんでした。特にバスルームの工事は従来の在来工法ではとても間に合わない為、メーカー陣はバスルームのユニット(プレハブ)化を検討、浴槽や洗面器を取り付けた下半分ののユニットに、上半分の壁フレームを組み上げ、天井パネルをかぶせる形のユニットバスルームを完成させたのです。
初期の住宅用ユニットバス
ホテルから住宅へ!
ホテルから始まったユニットバスですが、当時は一般住宅に内風呂が普及してきた時期でもあり、一般住宅にも徐々に広まっていきます。
当初は浴室、便器、洗面器と言うスリー・イン・ワンタイプの洋式ユニットバス、今でいう3点ユニットバスでしたが、一般住宅での使用を考慮した構造や構成剤の研究、商品開発が進み、1960年代半ばからは浴槽の外で体を洗う日本人の習慣に合った和式システムバスが普及、特にマンションでハーフシステムバス(洗い場付き浴槽)が多く採用されていきます。
また団地のベランダやキッチンの横などのちょっとした空きスペースにに手軽におけるユニットバスとして「ほくさん バスオール」が目覚ましく普及し狭い日本の住宅事情に大きく貢献し一時代を築きました。
ほくさん バスオール
こんな風にキッチンの横に設置していました。
時代の要請に合わせ、今後も限りなく進化
ユニットバスの普及率が向上するに伴い、量産体制の対応、多品種、システム化、デザイン性が求められ、更には最近では高齢者社会の到来に備えバリアフリー化(低床)やヒートショックを防止する蓄熱性を持った床、省エネ対応から「高断熱浴槽」、家事の省力化のための汚れがつきにくい材質の開発など、様々な方面に進化が遂げられています。
ユニットバスは今後も時代のニーズに合わせ、限りなく進化した姿を見せてくれるでしょう。
1964年に開催された東京オリンピックから56年。
再び開催される東京オリンピックの2020年には新たな日本初のユニットバスが訪日外国人を魅了することとなるでしょう。
東京オリンピックまであと3年。
ユニットバスはどこまで進化してるのでしょうか?
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