和室の壁を解体しLDKを拡張リフォーム 大阪市東淀川区事例
多様な和室の活用性と広がる個性
日本人であれば、誰もが馴染みのある和室。
畳が敷かれた和室は多くの人に愛されています。
その畳が優れている点は色々ありますが、最も優れているのは空間を分離できることではないでしょうか。
例えばフローリングのリビングの一角にある小上がりの和室。
日本人はそこに「別の空間」と感じてしまう民族で、無意識にスリッパを脱いで上がります。
夜、布団を敷いたら寝室になり、昼間はリビングにも茶室にもなるし、洗濯物をたたむ家事スペースにもなります。
こんな風に部屋の使い方としてのオンオフが簡単にできるのも畳の大きなメリットです。
そこでお勧めするのが小上がりの畳下収納。
多様な用途で使えるし、空間を有効活用でき、収納スペースまで取れるという優れものです。
また、和室はほしいけどありきたりの和室では物足りないという方は「個性的な和モダン」な空間を作ってみてはいかがでしょう。
例えば柱や框をこげ茶で塗装したり、天井を黒竹を貼ってみたり、琉球風畳を使ってみても一味違った個性的な趣の和室になります。
琉球畳とはもともと沖縄で栽培されていた「七島イ(しちとうい)」という植物を使用した畳のことを言いますが、今では素材に関係なく、正方形の半畳の畳でかつ縁のない畳を琉球風畳と呼んでいます。
洋風のリビングと分断された個性的な和室は違和感なく、生活の一部となって住み手の暮らしに溶け込んでしまうでしょう。
繰り返し使える畳の知恵
畳には先人の知恵が詰まっており、日本ならではのエコなアイテムです。
畳は畳床という板を、畳表というござで巻いてあります。
畳表は両面使うことができ、3~5年使ったら「裏返し」にして使います。これは畳表を一度はずして、裏返して再び巻き付け、畳縁を新しくするという事です。
さらに7~8年たってござが傷んできたら、今度は「表替え」をします。
畳床はそのままで畳表と畳縁を新しいものに取替えます。
10年以上たって畳床がへたってきたら「新畳」と言って、畳床も畳表も畳縁もすべて新しいものに取替えます。
畳縁はシンプルなものもあれば赤や黄色などカラフルなものにガラの入ったデザインのものがあります。
畳縁を変えるだけで、和室の印象がグッと変わります。
最近では畳表も多様な色から選べるようになりました。
色のバリエーションが豊富でワクワクしますね。
一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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和室をつくるのなら、和室に求めるイメージを明確にしましょう
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