狭いお風呂をせめて1216サイズに広げるリフォーム

舘慶仁

舘慶仁

テーマ:水廻りリフォーム

半坪のタイル貼り在来風呂は築30年から40年の建売住宅の定番スタイルのお風呂です。
築30年そのまま使い続けていれば、やはりお悩みも多いことでしょう。
狭い、寒い、カビが取れないなど、なんとか快適なお風呂にリフォームをとお考えの事ではないでしょうか?
どうせリフォームするなら少しでも広いユニットバスにリフォームしたいものです。


半坪タイプの在来風呂、ユニットバスの規格サイズでいえば、1016サイズおよび0816サイズと、やはり通常マンションサイズの1216サイズに比べては狭いお風呂に間違いありません。
せめて1216サイズのユニットバスを入れることが、ニーズに合わせたリフォームと言えるのではないでしょうか?
今ある現状の大きさを広くするには何かを狭くし調整しなければなりません。
家族とともに子育てをしながら住み続けてきた家は子供が独立し、生活人数が減り夫婦二人だけの暮らしになると、不要なスペースも出てくることでしょう。
そんな不要なスペースを調整して同時に水廻り設備も一緒にリフォームしましょう。


今まで家族全員の食事を作ってきたL型のキッチン、夫婦二人だけの生活にはこのようなL型のキッチンは必要ありません。
このL短辺の部分を削ってお風呂を広くするスペースに充てましょう。
お風呂はキッチンの向かい側の壁に隠れていますので壁を取っ払って1216の16、つまり1600mm部分を確保します。
すると勝手口が邪魔になるので、キッチンのLの部分を削って勝手口を移設します。


お風呂の16部分を勝手口つたいに確保したので、洗面所の中のお風呂の壁がヘっこみます。つまり洗面所の中が広くなるので、今までベランダに置いていた洗濯機を洗面所におけるスペースができます。


ちょっと見にくいですが、左からI型キッチン、移設した勝手口、お風呂の壁から1216サイズのおF路、そして洗面所。
洗濯機の右横には洗面所があります。


1216サイズのユニットバスです。
LIXIL アライズ1216Z 
最近のユニットバスには床や壁は汚れがつきにくく、取りやすい、そしてヒヤッとしない床などとても快適な仕様が標準で装備されています。
快適なバスタイムは毎晩の楽しみになることでしょう。

このように、30年前と今では生活のスタイルが違います。
昔のスタイルで不自由に暮らすより、今の生活に合わせた住まいづくりは今や必要不可欠です。
お風呂の拡張、水回り機器の位置を変えることで便利で暮らしやすい空間に生まれ変わります。

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舘慶仁
専門家

舘慶仁(リフォームアドバイザー)

リフォームワーク

長屋などの古家を専門に、お客さまの予算と必要性に応じてリフォームする確かな技術力は、数多い経験による低コスト化と、社内外のチームワークによるトラブルのない工事で、古家を現代的に住みやすく再生します。

舘慶仁プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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