長屋などの狭小住宅の階段の配置について

舘慶仁

舘慶仁

テーマ:長屋リフォーム

戸建て住宅の場合、上下階の移動に不可欠なのが階段です。
実は階段の位置を変えるだけで部屋の行き来がしやすくなったり、間取りのバリエーションの選択肢が多様になります。
廊下に階段があるのが一般的ですが、中にはリビングなど部屋を通って階段を昇る間取りのとり方もあります。
リビングのプライバシーを守ろうとするなら、そのような階段は採用しない方がいいのですが、あえて、家族の気配を感じるために、家族が集まる部屋を通って階上に昇るという階段の位置取りもよくあるケースのひとつです。
リフォームの際、階段の位置を変えるだけで、各部屋それぞれ独立した空間にすることもできるます。
さらに、特に長屋などの狭小住宅の場合、限られた空間の中でいかに居住空間を広くとるかという問題に関して、階段の配置が大きなポイントになります。
また階段の傾斜にも注目しなければなりません。
現在の日本の住宅の場合、通常13~14段になっているのですが、築の古い家や狭い長屋などでは段数が少なく、傾斜が急なことが現実です。
子供やお年寄りのいるお宅では、緩やかで昇り降りしやすい階段の設置を考えなければなりません。
更に滑り止めや手すりなど安全性にも配慮が必要です。

壁に沿ってまっすぐの直階段


スペースを有効に使いたいなら、壁沿いに配置すると空間に無駄がありません。

折り返し階段


折り返し階段を配置することによって、自由に使える空間を多く確保できます。
特に間口の狭い奥行きのある建物には、特に有効に活用できます。

階段下の空間を有効利用!


階段下は大容量の収納スペースになっります。
大いに活用しましょう。

階段の配置ひとつで間取りは大きく変わります。
いかに上手に限られた空間を、最大限活用できるかの重要なポイントになります。
住み手のニーズに合わせて考えていきましょう。

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舘慶仁(リフォームアドバイザー)

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長屋などの古家を専門に、お客さまの予算と必要性に応じてリフォームする確かな技術力は、数多い経験による低コスト化と、社内外のチームワークによるトラブルのない工事で、古家を現代的に住みやすく再生します。

舘慶仁プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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