気になる中古マンションのリフォーム費用はいくらかかるの?②
中古マンションを購入し、リフォームする方も多くなっています。
ただ、リフォームにも色々な方法があり、費用も異なります。
ここでは中古マンションのリフォームの方法と費用について紹介します。
中古マンションのフローリングをリフォームする費用について
中古マンションのフローリングをリフォームする方法には大きく分けて2つあり、重ね張り(レイヤー工法)と張り替えがあります。
重ね張りは、古くなったフローリングの上から新しいフローリングを張り付ける方法でレイヤー工法とも呼ばれています。
重ね張りのメリットは、古いフローリングを剥がす必要がないので、工期が短くなり作業中の騒音や費用も抑えられます。
一方、デメリットは、重ね張り用の新しいフローリングは薄くできていますが、新しいフローリングによって少し床がかさ上げされるので、つまずいたり、ドアが開閉しづらくなったりするケースがあります。
重ね張りによるフローリングのリフォームにかかる費用は、6帖で70,000~140,000円程度です。
張り替えは、古くなったフローリングを剥がしてから新しいフローリングを張り付ける方法です。
フローリングの痛みがひどい場合に張り替えを行いますが、メリットは下地の点検も行なえること、床の高さも変わらないことです。
一方、デメリットは、重ね張りに比べ張り替えは、費用も工期もかさむことです。
張り替えによるフローリングのリフォームにかかる費用は、6帖で130,000~190,000円程度です。
中古マンションのキッチン、バス、クロスをリフォームする費用について
中古マンションのキッチンをリフォームする場合、キッチンの入れ替えが多いです。
既存のキッチンが壁付型のキッチンの場合は、対面式キッチンやアイランドキッチンに交換するリフォームが人気です。
システムキッチンの入れ替えの費用は約400,000円~、対面式キッチンへのリフォームの費用は約1,200,000円~、アイランドキッチンへのリフォームは約1,600,000円~となっています。
一方、古い中古マンションの中には、在来浴室になっているケースがあり、ユニットバスに交換するリフォームが人気です。
ユニットバスの入れ替えにかかる費用は約500,000円~、在来浴室からユニットバスへ交換する費用は約700,000円~となっています。
中古マンションのクロスがタバコの煙などで黄ばんでしまっていることがあり、クロスの張り替えが必要になることがあります。
白い量産品の壁紙とカラフルな総合品(1000番台)ではリフォーム費用は異なります。
量産品クロスに入れ替える費用は1㎡あたり約800円~、総合品(1000番台)に入れ替える費用は1㎡あたり約1100円~となっています。
間取り変更ができるスケルトンリフォームにかかる費用について
スケルトンリフォームは、トイレ、キチン、バスといった設備だけの取り替えや部分的なリフォームを行わずに、壁をはじめ、天井、床、設備を取り去り、コンクリートがむき出しの状態にして、間取りから変更する方法です。
経年劣化に応じて設備の入れ換えや部分的なリフォームを繰り返すと、工事をしないですむ部分も分解し組み付けなければならないケースがあります。
例えば、水まわりの点検、交換には、一度、床を分解してから水まわりの点検や交換した後に組み付けなければなりません。
このように設備だけの取り替えや部分的なリフォームを繰り返すよりは、配管などの更新に合わせて、スケルトンリフォームを行ってしまえば、費用も手間も少なくてすむことがあります。
スケルトンリフォームの費用は、室内の広さや間取り、部材の価格などによっても異なりますが、60㎡で最低でも約4,500,000円~となっています。
※上記費用等はあくまでも目安です。
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