町屋のリフォームをDIYできるのか?改修ポイントを紹介。
町屋のリフォームの費用は6万円/㎡程度、瓦を入れても7万円/㎡で行えます。
ここでは、費用の内訳となるリフォーム内容をご紹介しますので目安にして頂ければ幸いです。
ただ、この費用には設備機器を電気、ガス、水道といったライフラインの整備は含まれていませんし、シロアリなどの食害が見つかった場合は別途費用がかかります。
リフォームでは、大工さんをはじめ、左官、塗装、板金といった関連業者さんが関わりますので、費用以上に司令塔となる監督さんを見つけることも重要です。
町屋のリフォームで行う柱や束の根継ぎ、耐震補強、床下の全面やりかえなど
築100年以上経っている町屋でも、正しくリフォームして、定期的にメンテナンスしていけば、3世代にわたって住み続けることができます。
町屋のリフォームでは、柱をはじめ、梁、桁、土台といった構造材を修正します。
長年雨風にさらされた柱や土台などが腐食していることがあり、新しい木材で継ぎ足します。これを、柱や束の根継ぎと呼びます。
さらに、これらの構造材を耐震補強金物によって結合することで耐震補強します。
耐震補強金物には、後付アンカー、後付ホールダウン、後付梁受け金物、筋交いプレートなどがあります。
後付アンカーによって基礎と土台、後付ホールダウンによって基礎と柱脚(柱の脚元の部分)、1階の柱頭(柱の頭部)と2階の柱脚をつなぎます。
後付梁受け金物は、柱と梁を緊結する際に使い、筋交いプレートは筋交いの抜けを防ぎます。
また、床下の強度を増したり、きしみ音を抑えたりするために、床下の全面やりかえを行ないます。
床下の全面やりかえでは、大引きや根太を太くしたり、間隔を狭くしたりします。
※大引は、1階の床組みの部材で根太を支えます。根太は、床板を支えるために床の下に渡す横木のことです。
町屋のリフォームで行う建具まわりの調整、畳の裏返しや畳の表替えなどについて
古い町屋には立派な建具があり、現代ではお目にかかれないような貴重な建具も少なくありません。
建て付けが悪かったり、すり減ったりする程度で建具自体がしっかりしている場合は、建て合せ、補修といった建具まわりの調整を行なえば、まだまだ使えます。
また、日焼けして変色したり、擦り切れたりする畳についても、畳自体を新しいものに交換しないで、畳の裏返しや畳の表替えを行います。
畳の裏返しといっても、畳をひっくり返すわけではなく、畳床から畳表を剥がした後、畳表の痛んだ部分を裏にして、裏にあった新しい面を表にします。
畳の表替えでは、畳床は交換しないで、畳表のみを交換します。
襖(ふずま)や障子も張り替えることにより、見違えるように美しくなります。
町屋のリフォームで行う瓦の差替え、壁の塗替えなどについて
耐用年数は、種類によっては50年とも100年ともいわれる日本瓦ですが、風で飛ばされたものが瓦に当たり割れてしまうなど、まわりの環境で劣化し雨漏りの原因となることがあります。しっかり点検して必要に応じて瓦の差替えを行います。
また、屋根の寿命を延ばすことができる棟の積み替えや、土の入れ替え、下地調整、庇の補正を行います。
壁の塗り替えも行いますが、町屋の左官仕事を専門に行う業者さんにお願いすると安心です。
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