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カラーベスト屋根の塗装のポイント

2015年7月23日 公開 / 2015年8月19日更新

テーマ:外装リフォーム

コラムカテゴリ:住宅・建物

カラーベストあるいはコロニアル屋根と呼んでいるスレート瓦のメンテナンスはどのように考えればいいのでしょうか?
カラーベスト等のスレート瓦の塗装の劣化はスレート瓦の宿命ともいえます。
瓦の表面に施した塗装は、住宅の寿命よりは短いため、少しずつ退色していくのは さけられないと思います。
そして、色落ちは塗装の劣化によるもので、スレート瓦の機能を落すものでは無いとも言われていますが、色あせなどしたスレート瓦は、雨・紫外線を吸収してしまい、そり・歪みが見受けられるようになります。反りやひずみが出てくると、雨水の進入は避けられなくなり、雨漏りの原因につながります。
やはり10年を目安に塗替えメンテナンスは必要と言えるでしょう。

カラーベストの塗り替えのポイントは3つあります。

高圧洗浄

外壁塗装では、その下処理として水洗い作業は大切なものです。高圧洗浄機を使用した高圧洗浄が必要です。
屋根は埃などの汚れのほか、苔、カビ類が発生していることがあります。
屋根の塗り替えにとって塗膜の「浮き」「剥れ」などのトラブル解消には不可欠な作業です。
苔やカビ類は生き物です。根から除去しなければ再繁殖します。高圧洗浄で根こそぎ洗い落とします。
埃や汚れ、また苔やカビなどをすべて除去しないことにはしっかり塗膜がのりません。


縁切り

近年、カラーベスト(コロニアル)葺き屋根の塗り替えの際、塗料をしっかり塗り込むほど雨漏りの原因になるという、現象が各地で報告されていました。
それは重ね葺きの構造に起因しますが、その解決策として考えられたのが「縁切り」という作業です。
以前は、カッターナイフなどで上下のコロニアルの重なり部の塗料に切り込みを入れる方法が行われていました。
しかし、それでも雨水の排水には不十分で、今ではタスペーサーを差し込む工法が一般的に用いられています。

縁切り材「タスペーサー」を差し込みます。

縁切り対策の無いコロニアルの塗り替えは雨漏りを誘因し、かえって屋根を傷めます。コロニアル葺き屋根の塗装において縁切り対策は最重点課題といっても過言では ありません。

適切な塗膜圧でしっかり塗装

塗装に関しては工程通りローラーと刷毛で下塗り、中塗り、上塗りとローラー塗りで段階的に塗り重ね適正な塗膜圧をつけることが大切です。
縁切り作業が大変という理由で、吹き付け塗装でコロニアルの小口部を故意に薄く塗装しようとする業者が以前にはいましたが、苔が一番生えやすい のが小口部です。小口部こそしっかりと塗りこまなければならない個所です。


下塗り。
しっかりと塗膜が乗るように下塗り(シーラー)はとても大切な工程です。


中塗り。
中塗りの段階で屋根を確実に保護できるよう、しっかり塗りこみ塗膜圧をだしましょう。


上塗り。
上塗りは仕上げ作業でもあります。
丁寧に美観を意識して塗ることが大切です。

このように工程通りしっかりと作業した屋根は、雨や紫外線から屋根を守り、家全体の寿命を延ばしてくれることでしょう。

外壁塗装はお隣さんと一緒に依頼するとお得です。
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お問い合わせ 電話:0120-41-5858  Eメール:info@r-work.jp 舘まで
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この記事を書いたプロ

舘慶仁

古家再生・長屋リフォームの専門家

舘慶仁(リフォームワーク)

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