使い勝手のいい適正サイズのキッチンリフォーム

舘慶仁

舘慶仁

テーマ:キッチンリフォーム

キッチンのリフォームを考える際、使い勝手のいいサイズを考えると、できるだけ広くしたいと考えがちです。
オーブンレンジ、食洗機、ホームベーカリー、コーヒーメーカーなど、ひと昔前に比べると、キッチンに持ち込まれる機器はずいぶん増えました。また、多彩な食材や保存食、調味料など、キッチンはモノが溢れんばかりに多い場所です。
物が多いから広いキッチンの方が使いやすいかというと、そう単純ではありません。面積が広い分、キッチン本体とキッチン収納や冷蔵庫が離れていると、効率のいい作業ができません。出幅がありすぎるキッチン本体も調理中の移動が多く必要以上に疲れます。
色々調査をしてみると、「キッチンをできるだけ広くしたい」という要望のほとんどは、作業スペースではなく収納の問題です。一番重視すべきなのは必要な場所に必要なものを収納すること。そのためにも使う頻度に応じた収納計画が大切です。
共働き家庭が一般的になり、食材をストックすることが多きなった今日では小さくてもよいので食品庫(パントリー)が必要です。
最近の傾向としてI型キッチンの幅は「2400」(2.4m)が最も標準的です。戸建て住宅の場合は一間半の間口内法にピッタリ収まる幅が「2550」(2.5M)なのでこのサイズが最近の戸建て住宅の主流になっています。重要なのは背面に十分な収納がある事。特に電子レンジやオーブン、炊飯器など、毎日使う家電製品は、振り返ってすぐの場所にあることで使い勝手が向上します。
また立ったまま届く高さは最も使いやすいエリアなので、使用頻度の高いものを収納するのに適しています。手の届かないところは使用頻度の低いものの収納に充てることで、スペースを効率よく生かせます。吊戸棚をできるだけ低く取り付けて機動的な収納スペースを増やすことで、コンパクトで使いやすいキッチンが生まれます。
自分の身長や動作範囲をよく分析すれば、必要なサイズが見えてくるので、ショールームで実物を見ながら、自分なりにカスタマイズしてみるのもいいでしょう。


弊社施工例
LIXIL リシェル I型2400 +家電収納


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舘慶仁
専門家

舘慶仁(リフォームアドバイザー)

リフォームワーク

長屋などの古家を専門に、お客さまの予算と必要性に応じてリフォームする確かな技術力は、数多い経験による低コスト化と、社内外のチームワークによるトラブルのない工事で、古家を現代的に住みやすく再生します。

舘慶仁プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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