リフォームか建て替えか?その条件。

舘慶仁

舘慶仁

テーマ:長屋リフォーム

既存の住宅をリフォームするか、建て替えかという事で悩まれる場合が多いと思います。
すべての家ががリフォームに向いているわけではありません。残念ながら建替えた方がよい家になる場合も少なからず存在します。単に古いからダメというわけではなく、建物の価値や劣化状況など、様々な条件を考慮してリフォームか建て替えかを選択せねばなりません。
そこでリフォームか建て替えかを悩まれた場合、三つの条件で判断しています。

法的条件

建築基準法では一部の例外を除いて、建物の敷地は道路に2m以上接していないと建てられません。住宅密集地などでは、これが確保できずに建て替えができないことがあります。また家が建った後に建築規模規制などの法律が改正されたことで、建て替えようとしても同じ大きさの家が確保できないことも少なくありません。他にも借地などで建て替えが認められない場合もあります。この場合は必然的にリフォームを選択することになるでしょう。

心理的条件

例えば古民家や歴史的建造物等、残すべき価値がある場合です。それほどでなくても家族の歴史や思い入れが深い家の場合も当てはまります。建替えではなくリフォームで、そうした思い入れのある家を引き継いでいただきたいものです。

建築的条件

雨漏りやひび割れなどの劣化が少なく、屋根、外壁、構造など、生かせる既存部分が多ければ、費用対効果の高いリフォームが実現できます。構造的には1981年以降の新耐震基準に沿った構造かどうかが一つの判断基準です。

これらの条件のいずれかに当てはまる場合はリフォームをお勧めしています。逆にどれも当てはまらず、単に予算的な制約だけでリフォームをしようとしている場合は、むしろ建替えをお勧めしています。
リフォームでは、想定外の費用が掛かるケースも稀ではありません。計画を進める前に、リフォームの意義を再確認することがひとつのポイントになります。

長屋を含む全面まるごとリフォームの施工例


お問い合わせ 電話:0120-41-5858  Eメール:info@r-work.jp 舘まで
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舘慶仁
専門家

舘慶仁(リフォームアドバイザー)

リフォームワーク

長屋などの古家を専門に、お客さまの予算と必要性に応じてリフォームする確かな技術力は、数多い経験による低コスト化と、社内外のチームワークによるトラブルのない工事で、古家を現代的に住みやすく再生します。

舘慶仁プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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