営業と開発の対立を放置すると、離職率と業績にどう影響するか

道下真介

道下真介



こんにちは、ほめ育コンサルタントの道下真介です^^

「営業と開発が、いつもお互いのせいにし合っていて、話し合いが進まない」

「責任の押し付け合いが横行していて、チームワークどころの話じゃない」

そんな声を、経営者の方からよく耳にします。

部門間の対立は、放っておくと業績にも、人材育成にも、そして離職率にも、少なからず影響を及ぼします。

今日はこのテーマを、ほめ育の視点からお伝えしたいと思います。


「責任の押し付け合い」が生まれる、本当の理由


営業は言います。
「開発が納期を守らないから、お客様への約束が果たせない」

開発は言います。
「そもそも、営業が無茶な受注をするのが原因だ」

どちらの言い分にも、一定の正しさがありますよね。

しかし、ここで立ち止まって考えてほしいのです。

なぜ、こんなに「相手のせい」にしたくなるのでしょうか。

これは、あくまでも私の仮説ですが

それは「自分の部門さえ守られれば、それでいい」という意識が、組織にじわじわと根付いているからではないかと感じています。

これは人の問題ではなく、組織の仕組みと関わり方に問題があると思っています。

つまり、放っておくと

この空気は少しずつ人材の定着にも影響し、離職率という数字にまで表れてくる可能が高まってくるのです。


ほめ育の視点で見えてきた、対立の根っこ


私がある企業に関わったとき、営業と製造の間で似たような対立が起きていました。

まず私がやったのは、双方のリーダーを別々に呼んで、それぞれの「大変さ」をひたすら受け止めることでした。


「営業の言うこともわかります」
「製造の気持ちも、よく理解できます」


そうやって双方の立場を認めたうえで、一つ問いを投げかけました。


「あなたたちが、一番大切にしたいのは何ですか?」


しばらく沈黙のあと、どちらからも出てきた言葉は、「お客様に喜んでもらいたい」でした。

対立していた二つの部門が、実は同じ思いを持っていたのです。


誠実さという原理原則が、組織の文化と数字をつくる


対立が長引く組織では、「誰が悪いか」を突き止める議論が中心になりがちです。

しかし、ほめ育では違う視点を大切にしています。

「ダメなところを探して責める」のではなく、「良いところを見つけて伸ばす」。

これは精神論ではなく、経営の数字にもつながる話です。

部門同士が責任を押し付け合っている時間は、

確認作業ややり直しという形で、目に見えないコスト、いわば「未戦力賃金」として組織を静かに蝕んでいます。

お客様との約束を守ること、誠実であることを、組織全体の原理原則として育てていく。

そのためにも、リーダーがまず「相手の立場を認める」ことから始めてほしいのです。

経験上、こうした関わり方は

まず社長やリーダーが変わることから始まり、現場に広がり

半年ほどで部門間のコミュニケーションが変わり、業績や離職率という数字にも現れてきます。

「あの部門とは話せない」という声が、「一緒に考えよう」に変わる瞬間は必ずきます。


こうした関わり方は、研修一回で終わらせるものではなく

日々の社内教育として積み重ねていくことで、根づいていきますよ。



あなたの職場の伸びしろ発見チェック


□ 部門間の会話が、報告・連絡だけで終わりがちかも

□ 「誰のせいか」より「どうするか」の議論が少ない気がする

□ チームの共通目標はあるが、部門ごとの解釈がバラバラかも

□ リーダーが「あの部門は…」と言うことが増えた気がする

□ お客様への誠実さよりも、自部門の都合が優先されているかも


当てはまる項目が多いほど、それだけ伸びしろが大きいということです。

これは、決して悪いことではありません。


まず一歩として、今日関わるどなたかに「あなたが一番大切にしていることって何ですか?」と、問いかけてみてください。

ただ、この問いかけを組織全体の習慣にし

根づかせていくための設計は、業種や規模、部門構成によって一社ごとに全く異なります。

対立の解消は、責め合いをなくすことではなく、「一緒に何を目指すか」を共有することから始まります。

私の公式LINEでは、御社の状況を伺ったうえで、部門間の関わり方をどう仕組み化していけるか、個別に診断をしています。

よろしければ、お気軽にご登録ください。

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あなたの職場の長所は、必ずあります。

その長所を起点に、チームが同じ方向を向く組織をつくっていきましょう。

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道下真介
専門家

道下真介(ほめ育コンサルタント)

株式会社Torus

ほめる習慣を組織に根付かせる「ほめ育」コンサルティングを展開。社内のほめる基準となるほめ育コンピテンシーを明確にし、ほめる基準とほめて育てる文化を組織に根付かせ、人材定着や業績向上のサポートをします。

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