「自分は正しい」がチームを壊す。職場の雰囲気と人材育成を妨げる意外な原因

道下真介

道下真介



こんにちは^^
ほめ育コンサルタントの道下真介です。

「なんでわかってもらえないのか」
「自分の言っていることは正しいのに」

そんな思いを抱えながら、気づかないうちに部下や同僚との距離が開いてしまう。
経営者や管理職の方から、そういったお話をよく耳にします。

「自分が正しいのに、なぜかチームがまとまらない」。
この悩みの背景に、「正しさへの執着」が隠れていることがあるのです。

今日は、その仕組みと、人材育成の現場で私が大切にしている視点をお伝えします。

正しさは、一つではない


仕事の現場では、毎日のように判断の場面が訪れます。

「このやり方が効率的だ」「こうすべきだ」。
そう感じるとき、私たちは自分の経験や価値観から物事を見ています。

ただ、少し立ち止まって考えてみてください。

同じ出来事でも、人によって解釈はまったく違います。
10人いれば、10通りの「正しさ」があるのです。

「自分の正しさ」を唯一の答えとして相手に押しつけると、相手は心を閉じていきます。
そして、チームの雰囲気がだんだんかたくなっていく。

「相手を変えよう」とするほど、相手は動かなくなる。
これが、正しさへの執着が生む皮肉な結果です。

「相手の長所から入る」という関わり方


私が大切にしているのは、「長所は必ずある」という視点です。

人を変えようとする前に、まず相手のいいところを探す。
そこから関わりを始めることで、人間関係の質がまったく変わります。

あるサービス業の企業様では、リーダーが「正しさで動かそうとする」スタイルから「相手のいいところを見つけて伝える」スタイルに変えたところ、職場の雰囲気が少しずつ変わりはじめました。

「イライラするのがなくなった」という声が、現場から自然と上がってきたのです。

チームが動くとき、それは命令でも正論でもなく、「認められた」という体験から始まることが多い。
このことを、改めて実感した事例でした。

なぜ「ほめる」ことが業績と定着率に直結するのか


「ほめることと業績は関係ない」と思われる方も、まだいらっしゃいます。

でも、現場で見てきた数字は違います。

ある医療法人では、ほめ育を導入して半年で離職率が18%から9%まで改善しました。
看護師1人を採用・定着させるコストは約200〜300万円と言われています。
10人の離職を防ぐだけで、約2,000万円の採用コスト削減につながるのです。

数字が変わる前に、まず「相手を認める関わり」から始まります。

あなたの職場の「関わり方」伸びしろ発見チェック


□ 「自分の正しさ」を伝えようとして、相手との対話がかみ合わないことがあるかもしれない
□ 部下や同僚の「いいところ」より「できていないところ」が先に目につくことが多い気がする
□ 職場の雰囲気が少し硬くなってきたと感じることがあるかもしれない
□ スタッフの長所を言葉にして伝える機会が、最近少なかったかもしれない
□ チームをまとめようとするほど、かえって距離ができていると感じることがあるかもしれない

当てはまる項目が多いほど、それだけ伸びしろが大きいということ。
決して悪いことではありません。

こうした関わりを組織全体の仕組みとして根づかせるには、現場に合わせた個別の設計が必要です。

チェックで気になる項目があった方へ。
その一つひとつの伸ばし方を、公式LINEでお渡ししています。

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「ほめる」とは、上から目線のお世辞ではありません。

相手の価値を見つけて、言葉にして届ける。
その積み重ねが、職場の空気をじわじわと変えていきます。

あなたの一言が、誰かの働く意欲を動かす力になるかもしれません。

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道下真介
専門家

道下真介(ほめ育コンサルタント)

株式会社Torus

ほめる習慣を組織に根付かせる「ほめ育」コンサルティングを展開。社内のほめる基準となるほめ育コンピテンシーを明確にし、ほめる基準とほめて育てる文化を組織に根付かせ、人材定着や業績向上のサポートをします。

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