ミスが多い部下は「努力が足りない」のではない|方向を変えるだけで職場が変わる

こんにちは、ほめ育コンサルタントの道下真介です。
「あのスタッフ、最近なんだか元気がないな」
以前は積極的に動いていたのに、今は言われたことしかしない。
そういえば、「最近では笑顔が消え、会議でも発言が減ったような気がする…。」
そんな部下を前に、どう関わればいいのか分からなくなる。
このような悩みを抱える経営者・管理職の方の声を、私はよく耳にします。
今日はそのテーマについて、ほめ育の視点からお伝えしていきます。
なぜ、人は情熱を失っていくのか
なぜ人は、仕事への情熱を失っていくのでしょう。
これは私の仮説ですが、おそらく「自分の価値が分からなくなること」が大きな原因ではないかと感じています。
例えば、
毎日懸命に働いているのに、誰にも気づかれない。
頑張っているつもりなのに、認めてもらえている感覚がない。
そんな日々が続くとき、人はだんだんと「ここにいる意味」を見失っていきます。
これは単なるモチベーションの問題ではありません。
「自分には価値がある」と感じられるかどうかの問題なのです。
「ほめシート」が届けるもの
ほめ育では、「ほめシート」という仕組みを持っています。
それは、スタッフが見せた具体的な行動を、事実・影響・期待の3要素で書き留め、相手の前で読んで渡す。
という取り組みです^^
ある医療法人でこの仕組みを導入したとき、最初はなかなか浸透しませんでした。
しかし、チームのトップがやり続けたことで、6か月が経った頃にはスタッフにも定着していき、環境が少しづつ変わっていきました。
「忙しい中でも丁寧に患者さんと話してくれていましたね。おかげで病棟全体の雰囲気が和らぎました。あなたの関わり方が、チームの力になっています」
そんな一言を手書きで渡された看護師が、「誰かに見てもらえていたんだ」と涙をこらえながら言ったそうです。
取り組みを続けて1年後、この法人の離職率は18%から9%へと半減しました。
ざっくりした試算ではありますが、採用コストに換算すると約2,000万円分の削減効果となります。
数字も大切ですが、それ以上に大切なのは、「ここにいたい」と思う人が増えたことだと、私は確信しました。
なぜほめることが、業績を変えるのか
自信とは何か、私はこんなふうに考えています。
自信とは、自分を認める量と、周りから認められる量の総量ではないかと。
その総量が増えると、人は変わります。
表情が変わり、言動が変わり、やがて数字が変わる。
まだほめる文化が育っていない職場と、当たり前の行動を丁寧に認める職場では、半年後の雰囲気がまるで違います。
なぜなら、帰属意識がたかく情熱を取り戻したスタッフは、主体的に動き始め
自らチームに関わろうとし、仲間の力を引き出そうと声を掛け合います。
その積み重ねが、人材育成の効果として、組織の業績を確かに動かしていくのです。
これは精神論ではなく、関係性の質が思考の質を変え、行動の質が結果の質を変えていく。
成功循環モデルそのものです。
今日からできる、たった一つのアクション
まずは、関わるスタッフの「当たり前の行動」に目を向けてみてください。
毎朝きちんと挨拶をする。
確認作業を丁寧にやる。
チームのために黙って動いている。
それを見つけたら、「あなたのその姿、ちゃんと見ていますよ」と一言伝えること。
小さな一言ですが、その積み重ねが職場の空気を少しずつ変えていきます。
ただ、一言伝えるだけで十分かというと、そこには続きがあります。
人によって、響く言葉も、届くタイミングも、受け取り方もそれぞれ違います。
どの順番で、誰から変えていくか。どんな言葉が、その職場に届くか。
それは、組織の状態・リーダーの関わり方・スタッフ一人ひとりの長所を見た上ではじめて設計できるものです。
記事の中でお伝えできることには、どうしても限界があります。
人は、関わりの中で必ず変わります。
誰と出会うのか、誰と過ごすのかで、人生は大きく変わります。
だからこそ、私は、この仕事を続けています。
私の公式LINEでは、御社の状況を伺いながら、何から始めればいいかを一緒に考えています^^
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