【プロジェクト型 就業規則作成】社員が当事者意識を高めるための手法公開 (第2回/全2回)

神野沙樹

神野沙樹

テーマ:いきいき職場づくり(組織活性など)


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※今回のコラムは全2回で
【プロジェクト型 就業規則作成】
社員が当事者意識を高めるための手法公開についてお伝えしていきます

(第1回)当事者意識を高めるためのたった1つの手法
(第2回)人は関わった時間が長くなればなるほど愛情が湧く・就業規則を検討するポイント
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人は関わった時間が長くなればなるほど愛情が湧く




社員(メンバー)の皆さんも、これまで見向きもしなかった就業規則を読むことで、
「そうだったのか」「こういうときはココをみればよいのか」と詳しくなっていきます。

読み返してみて「この表現では伝わらない」と感じることや、
もっと詳しく書いたほうが良いのではないかと感じる点もあるでしょう。

先日、ある企業に伺った際はこんな話が飛び出しました。

「ボーナスの支給基準や計算方法は、口頭でも聞いているし、
貼り出してもあるけれど、全然みない。

基準を自分たちが理解するとともに、さらにもっと自分たちの行動に落とし込んで
『どう行動すれば良いのか』を浸透させてはどうか」

賞与の金額が低いと愚痴だけを漏らす社員と比べ、いかがでしょうか。

行動の質も変わってくるだろうと強く感じたのでした。

このように、人は「関わった時間」が長くなればなるほど、
その物に対して成果物に対して愛着が湧いてきます。

何度も見る機会を増やすことで、内容の精度も愛情も高まっていくのです。

経営者は「会社を良くしていこう」と色々な社内施策を取っていきます。
「悪くしてやろう」という方はだれ一人いません。

しかし「良かれと思って取り組んだこと」が裏目に出ることもあります。

時期尚早で、伝えられる社員が適切な段階に到達していないこともあります。

そのギャップを埋めるには、「自分たちで考える機会」をより多く作り、
意見を出す環境を作ることが一番です。

自分たちがわからないものは周りもわからない




検討するポイントは、「違和感を感じるところがないかどうか」です。

難しいと感じる
意味が通じづらいと感じる
他とテイストが違う

このような点を挙げていきます。

何人もの目にふれ、精査されたものであれば、社内だけにとどまらず、
これから応募してくる方や社外の方に対して見せても「意味が通じるように」なります。

その会社で大切にしている価値観は何か、働き方は何か、

就業規則は「企業の文化」を織り込んだ唯一無二の存在です。

みんなで作り上げることで、絶好のツールに磨き上げられていきますよ。

■まとめ

今回は、「完成した内容をみんなで検討する」ということで見てきました。

理由(目的)は以下の3つです。

・自分の会社を「自分ごとにする」(当事者意識をもつ)ため
・メンバー自らの口から語ってもらえるようにするため
・成果物に愛着を持つため
・より広い(多くの)存在に対しての訴求力を持たせるため

就業規則に固定概念は必要ありません。
ぜひ「自分たちにとっての誇れるツール」にしていきましょう。


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※今回のコラムは全2回で
【プロジェクト型 就業規則作成】
社員が当事者意識を高めるための手法公開についてお伝えしました

(第1回)当事者意識を高めるためのたった1つの手法
(第2回)人は関わった時間が長くなればなるほど愛情が湧く・就業規則を検討するポイント
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神野沙樹
専門家

神野沙樹(社会保険労務士)

株式会社Niesul(ニースル社労士事務所併設)

経営者様、社員のみなさん自身による「就業規則」や「評価制度」づくりをサポートする社会保険労務士。第三者の立場として「制度づくり+人づくり」を促し、真にイキイキとした職場づくりを提案します。

神野沙樹プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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