借主の死亡。相続人がいる場合の賃借権の取扱は?
高齢者の入居 受入準備
連帯保証人を必要とするには
①金銭的な問題
②緊急時の対応
③建物(部屋)の明け渡しと残置物の撤去と処分
などが考えられます。
連帯保証人は①、②、③を全て解決する方法ですが、それぞれを別の手段で解決する方法も考えられます。
家賃保証会社の利用
家賃債務保証とは、入居者が家賃を滞納した際、入居者に代わって貸主に家賃を支払う制度となります。
保証内容によっては、滞納家賃の他に訴訟費用や原状回復、残置物の処分費用なども保証するものもあります。
家賃債務保証を利用すれば、①が解決できます。また、金銭面の連帯保証がなくなれば、「緊急時連絡先」になってくれる親族等も増えると思います。
現在では、この制度への加入を入居条件とすることが増えています。
成年後見制度の利用
信頼できる「成年後見人」などが付いていて、資産が十分であれば連帯保証人がいなくても安心できると思います。①、②が解決できるし、場合によっては③も解決できる場合があります。
弁護士及び専門業者の利用
③などの問題解決の最終手段として、建物の明け渡しや残置物については訴訟によって解決する方法があります。また、最近では訴訟から残置物の運び出しまで含めたパッケージ商品を、運送会社などが提供しています。
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