○賃借権の譲渡・転貸○

宮本裕文

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テーマ:賃貸借契約

賃借権の譲渡と転貸

賃借権の譲渡

賃借権の譲渡とは、借主が賃借権を第三者に売買、贈与することにより賃貸借契約関係から離れ、譲渡された第三者と貸主との間に従前と同じ内容の賃貸借契約が成立することをいいます。

賃借権の転貸

また、転貸は、借主が自ら貸主となり第三者と賃貸借契約を締結するものであり、貸主と借主の賃貸借契約はそのまま残ります。サブリース契約が一般的な転貸となります。

貸主の承諾が必要


賃借権の譲渡、転貸については民法上、貸主の承諾を条件に認められるとされています。

書面での承諾

そして、標準契約書においては、この民法の規定を踏まえ、貸主の書面による承諾を得ての譲渡、転貸を認める一方、無断での譲渡、転貸を禁止し、トラブルの防止を図っています。


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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

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