ちょっと一息。(立木の所有権の譲渡)
投資ではなく事業
ちょっと一息しませんか
●サラリーマン大家さん
サラリーマン大家さんが増加しています。当然トラブル等も増え、管理業者に対しても業務管理者の設置が義務付けられ「賃貸不動産経営管理士」が国家資格へ移行しました。
●トントンであれば成功?
賃貸不動産の購入・建設の代表的な動機は相続税対策ですが、サラリーマン大家さんの動機はズバリ「不労収入」「収益」そのものです。
ただし、その収益に対する考え方はそれぞれで「収支がプラスであれば大成功」「トントンで成功」と考えているサラリーマン大家さんも実際存在します。数千万の借り入れで、その程度の収益で大丈夫と他人事ではありますが心配するケースも多々あります。
●心配なサラリーマン大家さんの特徴
①賃貸不動産を投資と考え、実務・経営等の勉強をしない
お金を投資するだけで、実務は不動産・管理業者に任せておけば大丈夫と思い込んでいるケース。私の持論ですが賃貸不動産は投資ではなく「不動産賃貸業」という立派な事業経営です。
②返済比率を気にしない
融資を受けることだけ集中し、毎月の収入、返済等をザックリと考えている。
返済比率 金融機関返済額(年)400万円÷賃料収入額(年)1000万円=返済比率40%
不動産業界でのセオリーでは、返済比率60%であれば大丈夫と言われていますが、実際には40%~50%が理想的です。土地から購入する場合、自己資金にもよりますが40%~50%は現実的ではありません。
返済比率65%以上はもはや破綻状態との考えもあります。
③管理・運営費に無頓着
火災保険・管理料・メンテナンス費用等に関し業者の言いなりで、自ら動かない。大家業は他業種から搾取されやすい業種であることを認識していない。
④とにかく人(業者)の責任にする
空室が目立つと先ずは業者を責めます。管理業者を変更したり、募集資料を自ら作成し業者に依頼するサラリーマン大家さんはほぼ存在しません。本業が忙しいので仕方がありませんが。
●私は不動産業者なので自己所有の賃貸不動産は今のところ自身で管理することができています。本業の私でも将来を考えると「いつまで自己管理できるかな?」と不安になることもあります。
たまにサラリーマン大家さんを目指す相談に「本業が休みに日にリスクの少ないアルバイトをおすすめします」と夢の無いことを言ってしまいます。
申し訳ございません(笑)
ちょっと一息でした
○コラム内容のご質問はご遠慮ください。
○ご相談内容と料金 お問い合わせ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○営業時間
平日9:00~17:00 土曜日9:00~13:00
○定休日
日曜・祝日・臨時休業あり