○コロナ禍での決済○

宮本裕文

宮本裕文

テーマ:ちょっと一息

コロナ禍と決済


ちょっと一息しませんか

●とある土地の決済

決済日 令和2年11月27日 PM13:00から○○銀行□□支店
売主 有料老人ホームに入所している母親と、関西圏で暮らしている一人息子Aさん
買主 Bさん、住宅用地として購入

決済日の2日前、売主Aさんから連絡あり
「新型コロナウイルス感染者の激増(第3波)に伴い、事前許可を得ていた母親の施設訪問並びに母親の外出が禁止となりました。どうすればいいですか?」

正直私は、「今回は延期だな・・」と諦めていましたが、決済が延期になると買主Bさんにも不利益が生じます。

●そこで考えました

司法書士とすれば本人確認はもちろんのこと、売却意思確認、なにより86歳と高齢の為、行為能力の確認も必須となります。

まず、司法書士に連絡し施設入口の自動ドア(閉鎖)を感染防止のパーティションとして、ガラス越しに電話で本人確認を行い、売渡に関する書類はポストインで渡し、署名捺印後、施設入口に置いてもらい司法書士が回収に行くことで承諾を得ることができました。

●当日、12:30 私、Aさん、司法書士が施設駐車場で待ち合わせ、施設職員のご協力もあり無事に書類等も整えることができました。(施設職員の皆様ありがとうございました!)

帰り際、一人息子のAさんに満面の笑みで手を振っている母親の姿にグッときましが、時間が押しているので待ち合わせの銀行に3人で直行、今回は現金での決済だったので30分程度で決済完了し安堵しました。

ガラス越しでも、一人息子のAさんに会えてお母さんは嬉しかったのだと思います。コロナで始まった今年ですが、残すところあと1ヵ月・・・とある決済のお話でした。

ちょっと一息でした


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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

住宅確保要配慮者のための賃貸住宅専門店です。障がいのある方、高齢者の方へ積極的に賃貸住宅の仲介をしています。

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