契約書への署名捺印・記名押印、そして収入印紙の貼付。

宮本裕文

宮本裕文

テーマ:ちょっと一息

署名捺印・記名押印。


ちょっと一息しませんか。

●一般的に、売買契約書は売主及び買主各自が1通ずつ所持保管するものなの
で合計2通を作成します。
そして、契約成立の証として、売買契約書に売主・買主がそれぞれ署名捺印もしく
は、記名押印を行ないます。

「記名」とはゴム印やあらかじめ印刷している文字によるもので、「署名」とは自署に
よるものとなります。
日本は印鑑社会といえますが、契約当事者本人の意思確認を行うためにも、自署
による署名が望ましいと考えられています。

*契約当事者が法人である場合には、法人名及び代表者名を記名し押印します。

捺印と押印は同じことですが、. 「署名」に対しては「捺印」、「記名」には「押印」を
使うという説と、日常的には「捺印」といい法律上は「押印」というとの説があります。

署名捺印、記名押印の際には、氏名は戸籍名、住所は住民票(法人は登記簿の
表記)の記載内容と同一になるようにします。

また、この売買契約書に、立会人として宅地建物取引業者も記名押印をして、37
条の書面とします。


●ちなみに、契約書には契約当事者がそれぞれ印紙税法で定められた収入印紙
を貼付します。
そして貼付した収入印紙には消印(割印)やボールペンなどで線を引いたりします。

なぜか?収入印紙は消印等を行わないと、納税したことにはならないからです。

ちょっと一息でした。


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宮本裕文
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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

住宅確保要配慮者のための賃貸住宅専門店です。障がいのある方、高齢者の方へ積極的に賃貸住宅の仲介をしています。

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