賃貸住宅標準契約書改訂版 改定のポイント。

宮本裕文

宮本裕文

テーマ:契約の意味と意義

改定のポイント。


●平成24年2月10日に、賃貸住宅標準契約書改訂版が発表されました。

改定の主なポイントは、以下の通りです。

①反社会的勢力の排除を新設。

・国民生活や経済活動からの反社会的勢力を排除する必要性の高まりを受け、
「甲及び乙は、それぞれ相手方に対し、次の各号の事項を確約する」という条項
で、あらかじめ契約当事者が反社会的勢力でない旨等を相互に確認することを
記述した。

②明渡し時の原状回復内容の明確化。

・退去時の原状回復費用に関するトラブルの未然防止のため「原状回復をめぐ
るトラブルとガイドライン」を踏まえ、入居時に貸主、借主の双方が原状回復に
関する条件を確認する様式を追加し、また、退去時に協議のうえ、原状回復を
実施することを記述した。

③「記載要領」を「契約書作成にあたっての注意点」に名称変更。

・賃貸借契約書を通常作成する貸主だけでなく、借主にも参照されるよう、各
条項に記載する際の注意点を明確化するとともに、新設の「明渡し時の原状
回復」の条項について、「原状回復工事施工目安単価」や「例外としての特例」
の記入方法も記述した。

④賃貸住宅標準契約書解説コメントを新たに作成。

・貸主、借主が本標準契約書を実際に利用する場合の指針となるような各条項
に関する基本的な考え方、留意事項を記述した解説コメントを新たに作成した。

①、②、③、④が主な改定のポイントとなります。


契約書 当事者の記載例。

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