売買価格の決定。 換算値を使うときの注意点。

宮本裕文

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テーマ:ちょっと一息

単価の高い土地では換算値にも注意が必要です。


ちょっと一息しませんか。

●換算値について。

宅地建物の取引では、売買価格などを決定する換算値については、案外無神経に
扱われています。
価格は少し面倒なことがあり、例えば同じ物件でも使う換算値で価格に差が生じて
きます。

大ざっぱに見ると、大体似たりよったりですが、単価の非常に高い商業地などでは、
ちょっとした単価の換算の違いで大きな差が出てきます。

(換算値例)
① 0.3025坪=1㎡
② 1坪=3.3㎡
現在では①を使用することが一般的ですが、②を使用しても問題はありません。

(例)
A都市の一等地、1,000㎡は、5,000,000円/坪という相場となります。
これを、①、②でそれぞれ換算すると、次のように価格に差が生じてきます。

換算値①で計算
1.000㎡×0.3025×5,000,000円/坪=1,512,500,000円
換算値②で計算
1.000㎡÷3.3×5,000,000円/坪   =1,515,151,515円

なんと、2,651,515円の違いが出てきます。
このように、単価の高い土地は、通常の計算のほかに、単位の換算でも注意す
る必要があると思います。

ちょっと一息でした。



気が重い抵当権の存在。

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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

住宅確保要配慮者のための賃貸住宅専門店です。障がいのある方、高齢者の方へ積極的に賃貸住宅の仲介をしています。

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