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賃貸借契約の解除 「相当な期間」とはどのくらいの期間?

宮本裕文

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テーマ:賃貸借契約

相当な期間。


催告は、「相当な期間」を定めてその期間内に義務の履行を促すものとされ
ています。

この「相当な期間」がどのくらいなのかについては、基本的に「当該期間内に
貸主が待っていても、借主の履行がなく、それが信頼関係の破壊と認められ
る程度の期間」といえそうです。

したがって、賃料等の滞納期間が長ければ、催告期間は短くてもよいとされ、
逆に滞納期間が短ければ、催告期間はある程度長めに設定することが望ま
しいと考えられます。

ただし、実際の解除にあたっては従前の賃貸借に係る経過などの他の要素
も考慮する必要がありそうです。

「相当な期間」は曖昧な期間といえそうなので、個々の契約関係において、
個別に具体的に「相当な期間」を定め判断することが必要だと思います。


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宮本裕文(宅地建物取引業者)

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障がい者「心と体」に特化した賃貸住宅入居支援の専門店です。不動産コラムも随時更新中です。

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