真意とは異なる意思表示 契約の効果は?

宮本裕文

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テーマ:契約の意味と意義

心裡留保。


(意思の不存在。)

「心裡留保」・・・真意とは異なる意思表示、その契約の効果は?

「心裡留保」・・・難しい言葉ですが簡単に言えば、ウソ・冗談の意思表示の
ことです。
例えば、ある土地を購入する気もないのに、わざと「買います!」などと意思
表示することです。

この場合、その意思表示の効果はどうなるのでしょうか?

意外ですが原則として、有効となります。すなわち意思表示どおりの効力が
生じることになります。
ただし、実現させる能力(資金等)がなければ無意味ですが・・・。

しかし、意思表示を受けた者が表意者の真意を知っていたり(悪意のウソ・
冗談)、または不注意により知らなかった(過失)場合は、特に意思表示を
受けた者を保護する必要はないと考えられ、無効としています。

*「不注意により知らなかった」とは、気をつけていれば相手の言動で真意
でないことを知ることができた場合などをいいます。



不動産取引 その契約はどのような場合に成立するのか?

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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

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