空き家の実家を短期で貸したい!定期借家契約しか方法は無いのか?(ターゲットを絞る入居募集方法)

宮本裕文

宮本裕文

テーマ:賃貸借契約

短期の賃貸借契約を希望。


相談の内容。
「実家が空き家になりました。短期で人に貸したいのですが・・・良い方法はありますか?」

このケースでの提案は、「定期借家契約」が一般的かと思います。しかし、「定期借家契約」は
借主からすればどうしても敬遠されがちな契約内容となります。

そこで私は、逆に「短期での賃貸借を希望している借主」にターゲットを絞り込み、入居募集を
することを提案しました。

そのターゲットとは「建替え・リフォーム」をこれから行う「人」です。建替え時は当然、リフォーム
でも仮住まいの家での生活となることがあります。
実は、私も住宅営業の時代に住宅の請負契約後(建替え)着工までに、仮住まいの貸家を探す
手伝いに苦労した経験がありました。

宅地建物取引業者に物件の紹介を依頼しても「短期は難しい・・・。」と良く言われたものです。

その経験から、短期での賃貸借契約を希望する貸主には「定期借家契約」でなくても、確実に
契約が解除される「建替え・リフォーム時専用の貸家」を提案しています。

*具体的な「建替え・リフォーム時専用の貸家」の入居募集方法は

① 宅地建物取引業者に仲介の依頼をされる場合。
・ハウスメーカーや地元の工務店等と業務提携している、又はパイプがある業者への依頼

② 貸主個人で入居募集をする場合。
・不動産部が存在するハウスメーカーや地元の工務店に資料を提供する
・住宅展示場等に資料を提供する

などの方法がありますが、宅地建物取引業者への依頼をおすすめします。
実は「建替え・リフォーム時専用の貸家」はとても重宝されています!

*おおむね、3ヶ月~6ヶ月で契約解除となることが多いです。(新居へ引越しされます)

*借主のターゲットを絞り込んだ入居募集は、とても有効な方法です。例えば、音楽大学の周辺
では「楽器演奏可」(防音)の賃貸マンション等が挙げられます。

○明日は、「賃料と共益費の額の定め方。単純に賃料等を下げても、入居率は上がらない?」
についてお話します。

定期借家契約 貸主の利点。




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宮本裕文(宅地建物取引業者)

有限会社富商不動産販売

住宅確保要配慮者のための賃貸住宅専門店です。障がいのある方、高齢者の方へ積極的に賃貸住宅の仲介をしています。

宮本裕文プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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