小学校「子どもの姿勢を考える」講演会・・・授業中の座り方
■ 健康づくりは個人の責任
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岡山市保健所 中央保健センター
平成29年度 栄養教室 運動講習会
「健康づくり運動を始める前のからだづくり」
~体幹・軸トレ・コンディショニング~
なぜ、健康づくりの運動を行う必要があるのでしょうか。
最近の言葉で言えば、「健康寿命を延ばす」ためではないでしょうか。
国は年々の医療費や介護費用の増大による財政の問題には、個人個人の意識・努力が
必須であると考えています。
治療が必要になる前に予防すること、たとえ治療を始めても今以上に悪化・進行させないことで
健康寿命を延ばすことができるはず。
最後まで健康で人生を全うできることは幸せだと思いますが、最後は介護が必要な期間を
過ごすことも少なくありません。
それでもその期間をできるだけ短く、健康でいられる期間をできるだけ長く過ごすためには
生活習慣病の予防・発症させない習慣づくり、そのための「正しい知識」や「自分に合った
方法」を習得することが個人に任されています。
■ その情報はあなたに必要?本当に正しい?
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毎日多くの情報を簡単に瞬時に手に入れることができる世の中です。
健康に関する情報も知らず知らずのうちに、勝手に目にしたり耳にしたりする現代社会では、
「良い」「効く」というキーワードは判断基準にならないことを考えなければなりません。
運動に関してはからだを動かすのですから、やり方が間違っていれば効果どころか害の方が
大きくなることをまず知っておきましょう。
何でもかんでも「良い」だけで飛びつかないことです。
運動する前に大切なのは、自分を知ること。
特に「姿勢」です。
姿勢が悪ければ、動きにも悪影響を及ぼします。
そのまま運動すれば、やはり害の部分が大きくなり、不定愁訴や痛み・ケガが表面化してきます。
例えば、猫背の人がウォーキングなどの有酸素運動で脂肪を燃焼させて痩せようと考えるとします。
有酸素運動は心臓・肺などの循環器の機能や全身の血管の弾力性を高め、代謝能力を
上げていく運動です。
生活習慣病予防・介護予防・認知症予防にも必要と言われている運動です。
■ 何をするにも「姿勢」から
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有酸素運動には酸素を取り込む必要がありますが、そのための呼吸運動を考えると、
深く大きな呼吸ができる状態が望ましいです。
では、猫背の人は深い呼吸ができるでしょうか。
呼吸をすると肺に酸素を多く取り入れるために胸郭は柔らかく大きな動きを必要とします。
猫背の人は胸の筋肉が縮まり硬くなっているため、胸郭は動きにくく、呼吸がしづらい状態、
つまり呼吸は浅い状態になっています。
有酸素運動をしても、酸素を取り込むための働きが非常に低いのです。
その姿勢で頑張っても効果は薄いでしょう。
時間と労力の無駄なのです。
ならば、運動の前に酸素をスムーズに取り込めるからだづくりを行って準備をしてから
有酸素運動に進めばいいのです。
健康づくりのためにウォーキングやジョギングをしている人を見かけますが、
「その姿勢では呼吸がしにくいだろうな・・」
「せっかく有酸素運動をしているのにもったいないな・・」
「その姿勢でその歩き方だと腰と膝が痛くなるだろうな・・」
「歩けば歩くほどからだが硬くなっていくだろうな・・」
と、その人の数か月後・数年後が目に浮かびます。
多くの方に伝わる情報は必ずしも自分に必要だったり効果的な内容ではありません。
「とりあえず運動したほうがいい」ではなく、自分に合った運動の方法をきちんと学んだうえで
楽しく習慣にすることが健康づくりなのです。
「健康づくり運動を始める前のからだづくり」
~体幹・軸トレ・コンディショニング~
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