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中学生のケガ予防・・ケガの実態とは @ 岡山市立御南中学校

福本智恵子

福本智恵子

テーマ:講演・研修会

■ 子どものケガは仕方がない?
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岡山市立御南中学校 保健委員 研修会

「中学生のためのケガ予防のからだづくり」
~運動能力はよい姿勢から~

岡山市立御南中学校1

子どものケガ・骨折について、保護者のみなさんはどのように見ているでしょうか。

幼稚園児・保育園児はまだ小さいし、注意不足のこともあるのでケガをすることはよくあること。
小学生は幼児よりはしっかりしてきているけど、ちょっとした不注意でケガをすることもある。
中学生は小学生よりも成長しているし、身体もしっかりとしてきているので、さほどケガはしない。

こんな感じでしょうか。
ケガの頻度は子どもが小さい頃のほうが多く、大きくなるにつれて少なくなっていくものだと
思っていませんか。
かつての子ども、つまり保護者のみなさんが子どもの頃は大きくなるにつれて
あまりケガをしなくなったからという経験があるからだと思います。


■ 幼児よりもひどい、中学生のケガ
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しかし、現状はそうではありません。
2~3歳児がよく転ぶ、家の中であちこちにぶつかる、生傷が絶えない。
幼稚園児・保育園児も何でもないところでよく転ぶ、キズはもちろん骨折も多い。
小学生もよく転び、ケガ・骨折が多く、自分のからだのことがよくわかっていないような動きをする、
危険なことがわかっていない。
中学生は肩が痛い、腰が痛い、膝が痛い、ケガよりも骨折が多い。
なんと全校生徒(1年生~3年生)の5割以上が骨折(剥離骨折を含む)をしています。

成長するにつれてケガが少なくなるのはかつての話。
現状は成長するにしたがってケガの程度がどんどんひどくなり、頻度もかなり増えています。
「ケガをする子どもは何度も繰り返す」
これは幼稚園・保育園の先生や小学校の養護の先生の言葉です。


■ 特別な例ではない、中学生のケガ・骨折の回数
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ある中学生のお母さんから「うちの子、しょっちゅう骨折をするんです」という話を聞いています。
今までに骨折を7回しているようです。
そのほかにも歩いている目の前の木の枝を避けることなく、そのまま歩き、
顔面を思いっきりぶつけて広範囲にわたる擦過傷など、骨折ではないけどひどいケガも
何度もあるとのこと。
中学生になってからではなく、小さい頃からケガばかりしているお子さんだという事でした。
「ケガをする子どもは何度も繰り返す」のです。

2~3歳児の頃に「よく転ぶ」お子さんの場合、大きくなるほどケガが増え、ひどくなる可能性は
とても高いのです。
「まだ小さいから」
「大きくなればしっかりしてくるから大丈夫」
という考えは、現代では通用しなくなっています。
「よく転ぶ」と感じた時に転びにくいからだづくりをしていれば、かつての子どものように
成長するにつれてケガをしなくなるからだになるのです。


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Tel   (086)803-8017
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福本智恵子
専門家

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Cosmos(コスモス)

「良い姿勢」とは「まっすぐ立つ」こと。それはヒトが生まれたときに遡る。約1年間をかけた発育発達過程を、赤ちゃんから大人まですべての人が学習・実践でき、「良い姿勢」と「効率の良い動き」が作れます

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