子どものスポーツで気をつけたいこと @ 真庭市しらうめスポーツクラブ
■ 日常動作と結びついていない足
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岡山市保育協議会 第4ブロック 研修会
「保育士のためのフットセラピー」
~足の健康は姿勢から~
足の健康について、保育士自身のからだについて改めて考えるとともに、毎日接している
子どものからだのことにも目を向けるきっかけを学びました。
自分の足を見ると土踏まずが無くなっている「扁平足」や、第1趾(親指)のつけ根の関節が
内側に曲がっている「外反母趾」など、本来の足ではなくなっていることに気づきます。
しかし、日常の生活の中で足の変形が起こるような動作をしている事には気づきません。
では立っている時には気づくでしょうか。
残念ながら、ほとんどの人は立っているだけでも、足がどうなっているかということを
意識することはありません。
ここではあえて意識してみることで自分の足や姿勢に目を向けて、その結果から今の状態を
イメージしてみました。
■ 楽に立った時の足は?
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自然に、楽に立つだけです。
そして、足の裏にどのようにからだの重みが乗っているかを感じます。
普通に、いつも通り立っているだけですが、99%の方が偏った立ち方をしていました。
左右差があったり、前後に偏っていたり、足の指を感じなかったり。
このような状態から歩き始めれば、動きの中でも左右差や前後のアンバランスが起こりうるし、
足の指もうまく使えず、足の関節や足首、膝や股関節なども偏った使い方になるでしょう。
その使い方を長く続けるうちに、からだおあちこちに様々な不調が出てくることは
想像できるでしょう。
では、なぜ自然に楽に立っただけでも偏るのでしょうか。
そもそも偏らずに立つとはどういうことなのでしょうか。
偏りのない方は足の裏で感じるからだの重みは、左右前後にまんべんなく乗っています。
それも自然に楽に立って。
今のからだは、「現在までのからだの使い方の結果」です。
つまり、今までどのように動いてきたかによって、立った状態・姿勢・足の裏への体重の
乗り方が作られています。
■ 「真っすぐ立つ」ことを作り直す
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立つ、歩くなどの日常動作は無意識に行われますので、いつからおかしくなってきたかということは
気づいていませんし、このようなセルフモニタリングを行わなければこれから先も
気づくことはないかもしれませんね。
「立つ」というさほど難しくない姿勢ですが、私たちが「真っすぐ立つ」ためには
とても精密なからだの機能を適切に働かせなければならないのです。
それは、生まれてすぐから1年かけて身につけています。
その後も1年間に作られた(正しいあるいは偏った)基礎の上に応用・強化を積んで
今に至ってきました。
あなたの基礎は正しく作られましたか。
今現在、基礎が崩れているならば、もう一度作り直す必要があります。
大人はもちろん、保育園児も。