姿勢・肩腰膝の体調改善教室 第4回 @ 備前市国民健康保険
■ 保育士のからだの悲鳴は・・
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岡山市保育協議会 第4ブロック 研修会
「保育士のためのフットセラピー」
~足の健康は姿勢から~
岡山市の保育協議会は8つのブロックがあるそうです。
そのうちの第4ブロック、約180名の保育士が自身の健康について学びました。
保育士は体力勝負といわざるを得ないくらい、仕事内容はからだを動かすことが多いです。
その分からだへの負担もありますが、多少のことは我慢しているようです。
どのようなからだの不調があるかを尋ねると、一番多いのが「腰痛」、次に「肩こり」です。
職業柄といえるのかもしれませんが、「腰痛」はかなりの割合です。
他には「膝痛」「冷え性」「痩せにくい」など。
■ 足を見てみよう
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足についてはほとんどの方は普段あまり関心を持ってはいないようです。
自分の足をまじまじと見ることさえもないまま、毎日毎日酷使され続けています。
変形していてもいつからなのかさえも気づかず、その状態が普通だと思っていたりもします。
足は素足であれば直接床に接していますし、靴を履けば履物を通して地面と接しています。
立つ・歩くという日常動作では必ず足の裏は床や地面に接して、自分のからだの重みが
かかっています。
どのくらいの重さがあろうと足はその上に乗っている重さを支えています。
歩いたり走ったりという動作に応じるためにアーチ構造をしています。
健康な足には3つのアーチがあります。
①内側の縦アーチ(土踏まず)
②外側の縦アーチ
③横アーチ
■ 小さなアーチ構造が支える、大きなからだ
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①の内側の縦アーチは、第1趾(親指)のつけ根から踵までを結ぶ縦のライン。
②の外側の縦アーチは、第5趾(小指)のつけ根から踵までを結ぶ縦のライン。
③の横アーチは、第1趾(親指)のつけ根から第5趾(小指)のつけ根を結ぶ横のライン。
立った時は、踵・第1趾(親指)のつけ根・第5趾(小指)のつけ根を結んだ三角形に
まんべんなくからだの重みが乗り、これらの3点で支えています。
歩く時は、前に出した足の踵から外側へ重心が移動し、第5趾(小指)へと進みます。
その後、第5趾(小指)から第2趾(人差し指)までの指がしっかりと床を捉えて踏みしめ、
第1趾(親指)のつけ根が曲がり床を押さえて次の足の蹴り出しにつながります。
足のアーチ構造が崩れていたり、アーチ機能が破綻しているということは、立った時点で
からだの重みを支えられていないということです。
その状態で歩くということは、足以外に負担を強いることになります。
また、適切な重心移動が行えていないということは、歩くたびに、あるいは走るたびに
さらなる負担をからだのどこかにかけ続けていることになります。
アーチ構造が崩れている足とは・・
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