シニア世代孫育てセミナー 「赤ちゃんの発達」から学ぶ「おとなの姿勢」
■ 知ると変わる、保護者の意識
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鳥取県境港市立上道小学校 学校保健委員会
「姿勢のプロになろう!」その2
~ からだ・こころを育む ~
講演では姿勢が悪いことで起こる心身の不調や疾病、姿勢の成り立ち、姿勢が悪くなる要因など
分かっているようで深く考えていなかったことをしっかりと理解しました。
また、大人の意識が子どもの不良姿勢に影響することが多々あり、普段の生活を見直す必要性を
認識しました。
子どもためにすぐにできることから始めようという動機づけになったようです。
それは「体幹を鍛えてよい姿勢づくり」の運動を体験して、実際に姿勢の変化を知り、
からだの動きやすさや軽さを感じることができたからです。
■ 頑張るのではなく、無意識に選択したくなる
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頭では姿勢がよいことは重要だと知っていても、今の姿勢で問題がなければ変える必要性は
感じません。
このままでもいいと思っている方でも、姿勢が変わることでからだの感覚が驚くほど
変化することを体感して納得すれば、おのずとよい姿勢の方を選択するようになります。
また、これが自分のからだなのかと、今まで感じたことがないくらいに心地よく、
前向きになれた上に、集中力の高まりや可能性の広がりを感じると、もう後戻りは
したくなくなるでしょう。
これは、大人のみならず、子どもにも同様の変化が起こります。
参加された保護者の皆さんには、実技として「体幹を鍛えてよい姿勢づくり」の運動の前後に、
自分で感じる自分の姿勢の確認
他の人から見た姿勢の確認
自分で感じる動きの確認
を行いました。
■ 正しいことはきつい?
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正しい姿勢で座ると、始めは「きつい」「息ができない」「肩がこる」「腰が痛い」だったのが、
運動後は「うわっ!楽!」「軽い!」「姿勢が良くなった!」「きつくない!」と
自分のからだの変化に驚きの声があちこちから聞こえてきました。
他の人から見た姿勢も「さっきよりも良くなってる」「楽そうに見える」と
誰が見ても変化が表れていました。
軽く跳ねる動きをすると、これも「軽い!」「全然違う!」と驚きの声。
私たちのからだはとてもしなやかに動けるような構造になっています。
年齢性別は関係ありません。
ただ、それを感じたことがない方が非常に多く、いまの不調だらけのからだを信じている方がほとんどです。
自分の可能性を広げられるのは自分のみ。
自分を信じて実践すれば、だれもがよい姿勢から始まる健康な身体を手に入れることができます。