シニア世代孫育てセミナー 「赤ちゃんの発達」から学ぶ「おとなの姿勢」
■ 姿勢に対する保護者の意識
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鳥取県境港市立上道小学校 学校保健委員会
「姿勢のプロになろう!」その2
~ からだ・こころを育む ~
昨年度に引き続き、今年度も学校では「よい姿勢」についての取り組みが行われています。
今年度初めには、体幹を鍛える体操を全校児童に指導しました。
各学年で工夫をしながら継続的に行い、体力づくりの運動やストレッチなど
よい姿勢づくりから授業に集中できる体制を整えています。
学校保健委員会では保護者に向けて姿勢と健康のお話と、児童が学校で実践している
体幹を鍛える体操の体験をしました。
家庭でも子どもの姿勢が悪いことが気になり、このままでは健康上良くないのではないかと
危惧される方もいます。
保護者自身も姿勢が悪いことは分かっていますが、それに対して何らかの対処をされている方は
多くはなさそうです。
■ 姿勢がよいことのメリットを知らない?
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それはなぜでしょうか。
時間がないから?
たいしたことではないから?
今のところ、体調や健康に問題がないから?
様々な理由があると思いますが、姿勢が良いことが自分にとってどのようなメリットが
あるのかが実感でき、納得できれば、1歩踏み出そうと思う方は増えるでしょう。
子どもは家庭での大人のことをよく見ています。
姿勢が悪い大人から、姿勢をよくするように言われても納得はしません。
いつも同じことを言われ続けても姿勢は変わらないばかりか、反発したい気持ちが
増幅するかもしれません。
「お父さん、お母さんだってできてないでしょ!」と。
■ 子どもの目に映っている大人の姿勢は?
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子どもの姿勢が気になるなら、まずは大人がお手本を見せましょう。
それは、良い姿勢を見せることだけではありません。
いつもよい姿勢で、それが自然にできている、当たり前の姿勢になるには、
日々のからだづくりが必要です。
何をすればよい姿勢になり、動くのが楽で、気持ちが前向きになるかを親子で身をもって体感し、それを日々実践することで子どもの未来は変わります。
自分を意識できるようになれば、他者にも意識が向きます。
たまには注意をすることもあるけれど、自身のことを内観でき、お互いを認め合える関係が
家庭で形成できることは学校生活では必要です。
人間力を高めるはじめの1歩はよい姿勢から。
家庭での親力を高め、子どもの生きる力を高めていきましょう。