子どものスポーツで気をつけたいこと @ 真庭市しらうめスポーツクラブ
岡山市栄養改善協議会 東区保健センター 江西学区
平成27年度健康増進重点プロジェクト事業
「糖尿病予防 ~姿勢美人になりましょう~」
糖尿病は国民病ともいわれ、5大疾病のひとつとして国を挙げて
緊急に対策を講じる必要がある疾患です。
インスリンの不足や作用の低下によって、耐糖能の低下を引き起こし、
高血糖の状態が慢性的に続く病気です。
血糖値が高くても自覚症状がないので、治療をしないままでいると様々な合併症を招きます。
3大合併症といわれるのが、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害で
途中失明や人工透析の原因の第1位になっています。
平成27年12月に発表された「平成26年 国民健康・栄養調査の概要」では、
糖尿病が強く疑われる者の割合は、男性 15.5%、女性 9.8%でした。
年齢別に見ると、60歳以降の割合が高く、加齢変化に加え身体活動量の低下なども
加速させています。
これは中高年に限ったことではなく、国民全体、乳幼児も含めて、
身体活動量が低下している事実を見れば、糖尿病のリスクは年々高まっていると考えられます。
身体活動が低下することで、筋肉量も減少し、転倒や骨折のリスクも高まります。
糖尿病の予防に有効な運動は、有酸素運動とレジスタンス運動で、いずれも血糖の
コントロールに有効です。
併用により効果が認められ、食事療法との組み合わせではさらに高い効果が期待できます。
有酸素運動として一般的なものとしてはウォーキングがよく知られています。
最近では「はや足、大股」で歩きましょう、と言われていますが、
その前に「よい姿勢」が重要になってきます。
猫背になって歩いてみるとよく分かるのですが、普段の歩き方よりも歩幅が狭くなります。
普段の歩き方と同じ歩幅で歩こうとすると、かなり無理があるのを感じます。
傍から見ても脚だけでなく、上半身にも力みがあり、その歩き方を持続するのは難しそうです。
このように姿勢が悪いまま「はや足、大股」で歩くことは、効果よりも関節への負担を増やします。
関節の動きも小さく、筋肉を硬くしてしまい、腰痛や股関節・膝の痛みを引き起こしかねません。
からだ全体を力ませているということは、スムーズな呼吸もままならず、目的とする
有酸素運動にはならない可能性も出てきます。
運動の効果を上げるには、その運動がスムーズに行えるような準備、すなわち姿勢が
調っていることが大前提になります。
・まっすぐ立てていること(=中心の軸が調っていること)
・関節の可動域が広いこと(=適度な柔軟性があること)
・運動をするための筋力があること
「歩けばいい」とか「スクワットをしたらいい」と情報を鵜呑みにしないで、
まずは自分のからだの状態を把握しましょう。
あなたは運動を効果的に行うためのからだの準備はできていますか。
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・・・ 姿勢を調え、運動効果を上げるからだづくり ・・・
●《フットセラピー&姿勢・肩腰膝の体調改善教室》
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/263/
姿勢、肩コリ、腰痛、膝の痛み、冷え、足のつり、むくみ、低体温、自律神経など、
からだとこころの調子を調えます。
今まで感じた痛みやコリ、重さ、だるさなどが感じなくなり、
不調が軽減され、心身ともに健康を取り戻すことができます。
姿勢・代謝改善のコンディショニングによって、からだが軽くなり、
バランスがよくなり、スムーズな動きができるようになります。
からだの不調はこころの不調にもつながります。
からだのアンバランスは動きのアンバランスにもつながります。
これらの不調やアンバランスを調えることは、長い人生の先の要介護のリスクを
減らし、健康寿命を伸ばします。
気づいた時から始めましょう。
早ければ早い方が快適で楽しい時間を多く過ごすことができます。
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