手先が不器用な子どもと姿勢 @ 備前市幼稚園・こども園教育研究部研修会
備前市教育研修所 養護部会 研修会
(備前市立の小学校と中学校の養護教諭の研修会)
「正しい姿勢を身につけよう!
~乳幼児期の成長・発達と姿勢の関係~」
近年、小学生も中学生も姿勢が悪いことが当たり前のようになっています。
子ども自身の自覚もあまりないようで、周りから「姿勢が悪い」と言われても
直さないといけないという気持ちは薄いようです。
姿勢が良い児童・生徒の方が目立つのです。
かつては良い姿勢は当たり前で、崩れた姿勢は目立ちました。
周りを見ても崩れた姿勢ばかりが目に入れば、それが普通だと勘違いしてしまうのが
現在の子ども達の姿勢です。
良い・悪いを客観的に判断するために、子どもでもできる簡単な姿勢チェックで
普段の姿勢を確認。
前から見て肩の高さ、横から見て頭の位置。
自分では気づかないこともあり、知ることで普段の自分の姿勢のイメージが湧いてきますし、
意識するポイントも見えてきます。
今回の研修会は、養護の先生が学校で児童・生徒に教えやすく、
また児童・生徒が覚えて日直や保健委員が教室で行いやすい内容を体験。
簡単で短時間(約1~2分)にできる「朝読書前のすっきり体操」です。
脊柱周りの硬くなった筋肉をほぐし、肩関節・股関節を動かした後は、楽に座れるようになります。
始めに行なった姿勢チェックでも、「さっきよりも良くなっている!」との声も上がり、
短時間でもこれだけ変わるという実感がありました。
授業の始まりに行うとからだがすっきりすることで、頭もすっきりします。
姿勢というのは1回で良くなったからそれが持続するわけではありません。
普通にしていて、意識しなくても、常によい姿勢でいられるためには、
よい姿勢と動きやすいからだづくりを行うことです。
よい姿勢は一朝一夕に作られるわけではありません。
今の姿勢は、生まれてから現在までのからだの使い方が表れているもの。
子どもであれば数年間のからだの使い方によって今の姿勢が作られています。
最近の動き方というよりも、もっと前からのからだの使い方を徐々に積み上げた結果です。
もっと前というのは、実は赤ちゃんの時のからだの使い方から始まっています。
歩くようになるまでに、歩き方や姿勢、どのように動くかというからだの使い方の基礎が
作られています。
小学生だから手遅れということはありません。
姿勢づくりはいつからでもできます。
しかし、年数が経てば経つほど今までの癖を変えるには時間がかかりますので、
中学生よりも小学生、小学生よりも幼児、幼児よりも赤ちゃんから始めることが賢明です。
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山陽新聞カルチャープラザ 本部教室
●《幼児・小学生の姿勢と体づくりのバランスボール講座》
子どもが大好きな「あ・そ・び」を通してよい姿勢になるからだづくり。
バランスボールを使って、からだとこころの
コントロール能力を高めます。
まずは、よい姿勢づくりから。
よい姿勢は全ての動きの基本です。
・・体を動かすことが苦手なお子さん・・
★ 遊び&運動習慣
★ 体力アップ・体力づくり
・・スポーツを習っているお子さん・・
★ スポーツ障害の予防
★ 運動能力向上・パフォーマンスの向上
★ 偏った使い方の改善
★ 体幹コンディショニング&トレーニング
「やりたい気持ち」と「できるからだ」が合致することで、
より難易度の高いことにもチャレンジできる意欲や自信がでてきます。
「できた!」の積み重ねはこころを育み、からだとこころの粘り強さや
困難なことでも前向きに乗り越えられるたくましさを身につけるでしょう。
集中力や判断力も自然に身につき、より高い能力を発揮することが
できるようになります。
◆ お問い合わせは・・
山陽新聞カルチャープラザ 本部事務局
Tel (086)803-8017
URL http://santa.sanyo.oni.co.jp/
《幼児クラス》
https://santa.sanyo.oni.co.jp/santa/pc/culture/showDetail.do?lectureId=44855
《小中学生クラス》
https://santa.sanyo.oni.co.jp/santa/pc/culture/showDetail.do?lectureId=44856