シニア世代孫育てセミナー 「赤ちゃんの発達」から学ぶ「おとなの姿勢」
岡山市立西大寺南小学校 教育講演会
「美しい姿勢」と「動きやすいからだ」をつくろう!
~姿勢がよくなるとかけっこが速くなる!~
昨年度の教育講演会では「正しい姿勢で集中力を高めよう!」という演題で、
保護者向けにお話をさせていただきました。
勉強に集中できるような正しい姿勢についての講演と、座ったままでできる運動を
体験していただいたことで、今年度もという声をいただきました。
今年度は体育館での講演ということで、全校児童約220名と保護者約90名が一緒に
「美しい姿勢」と「動きやすいからだ」になる体操を体験しました。
授業時間の都合で親子一緒に動ける時間は45分、その後は保護者の皆さんに
「姿勢がもたらす将来の健康」について考えていただきました。
「実際に動くとよく分かりました」
「こんなに違うものなのですね」
「からだが硬くなっていたことに気づきました」
子どもに姿勢をよくするように言っても変わらない理由が理解できたようです。
口でいくら言っても、それを維持するだけのからだの機能が整っていなければ、
言われた時だけ、ほんの一瞬だけです。
たぶん数秒で元通り。
それを繰り返すことは子どもにとっては嫌なことを言われるだけ。
だから自ら意識しようとは思わないのでしょう。
体操は主に体幹の機能を引き出す動きを行いました。
私たちが歩いたり走ったりするには「脚・足」の筋肉が働いています。
だから、しっかり歩けるには足腰を鍛えればいい。
そう思いがちですが、脚・足の前に「体幹」の支える働きや、動きの主導となる働きが
あってこそ脚・足との連動が上手くいくのです。
また、体幹の働きを数値で表すことができるとしたら、からだが大きくなるに伴って
その数値は増えていくはずです。
つまり、2歳の幼児よりは5歳の幼児の方がからだは大きくなっています。
また、小学1年生よりは小学6年生の方がからだは大きくなっています。
からだが小さい時はその大きさに見合った体幹の機能があればよく、
からだが大きくなれば体幹の機能もそれに見合っていればよいのです。
からだの大きさに見合った体幹の機能が備わっていなければ、動きにくいし、
動きにくいけど動きたいから力任せに動いてしまう。
支える働きも見合っていないので、立つ・座るというあまり動かない姿勢ですら
支えることができません。
姿勢が悪い、からだが硬いなど表面に表れている姿勢や動きは、からだの大きさに
体幹の働きが見合っていない結果を表しているのです。
体格や動き・運動に見合った体幹の機能を身につければ、子どもも大人もからだは変わります。
ケガ・骨折が当たり前になっている子どものからだ、
よい姿勢を知らず、動きにくいままのからだで大人になっていくことをどう思いますか。
正しく動けばからだは変わります。
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