子どものスポーツで気をつけたいこと @ 真庭市しらうめスポーツクラブ
鳥取市小学校 教育研究会 健康教育部 研修会
「子どもの姿勢を考える」
~体力・学力・脳の働き~
よい姿勢とは、まっすぐ立つこと。
そのためには重力という見えない重さの中で、いかにからだを扱うかを、
一瞬一瞬で無意識に調整する働きが必要です。
この働きは生まれる前からの経験と、生まれてからの経験によって身につけています。
重力に抗ってまっすぐ立つために必要なからだの扱い方を、順序よく、
正しく行なうことで、安定して動けるからだを作り上げています。
赤ちゃんが行なっていることには全て意味があります。
それぞれがまっすぐ立つために必要です。
各段階ごとに発達させる機能すべてを経験し、学習し、身につけるからこそ、
私たちはまっすぐ立つことができるのです。
まっすぐ立つことは姿勢においても動作においても、スポーツなどの
パフォーマンスにおいても基礎・土台となるべきものです。
これを木に例えると、根っこの部分になります。
土の中で見えないけど、なくてはならない、木の一生を左右する重要な部分。
このまっすぐ立つという基本機能が上手く働くからこそ、私たちは健康を
維持・継続できると言っても過言ではありません。
しかし、現代の生活環境は身体活動不足がもたらす、
メタボリック・シンドロームやロコモティブ・シンドロームなど、
要介護や寝たきりへと進む生活習慣が蔓延しています。
大人の問題では済まされない状況、つまり、子どもも大人以上のスピードで
要介護へと進んでいることを認識する必要があるということです。
生活環境の変化は、大人であれば子どものころと比べてみるといいでしょう。
物の変化、例えば、生活する上で使っていた物や新たに使うようになったものは
どうでしょうか。
それに伴って、からだの使い方、例えば関節を動かす範囲や歩数の変化はどうでしょうか。
この生活環境の変化は、大人にとってどのような結果をもたらしているでしょうか。
現代に生まれた子どもの環境は、かつてあった物がなくなり、
新たな物に囲まれた今が普通です。
大人の身に起こっている変化と共に子どもへの影響はどうでしょうか。
「便利になったな~」と喜んでいるうちに、私たちのからだはどんどん動かなくても
生活できるようになってきました。
気づかないまま、さらに便利で楽ができるものを追い求めてはいませんか。
当たり前に、手軽に手に入る世の中に疑問を感じなくなっていませんか。
そんな大人の意識が、乳幼児を育てる親にも浸透しているのが現状。
そのため、からだの土台づくりである時期に土台ができあがっていないまま、
成長しているのです。
だから、からだもこころも脳も未発達。
大人は自分の物差しで子どもを見ますが、経験の差を考えると、その物差しでは
基準が違いすぎます。
「おかしい」と思う前に、子どもが育つ環境や大人の認識を変える必要があると
気づかなくてはいけないのです。
できないからさせない、ケガをするからさせない、禁止するのでは、
さらに状況は悪化します。
できるよう、ケガをしないよう、まずはからだの土台を作ることです。
大人にも必要な土台づくりは先生方に大変好評で、自分の姿勢やからだ、また
気持ちよさややる気などのこころの変化も感じられたようです。
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【 ABC Gym 】
・・・ 体幹を調えて「美しい姿勢」と「動きやすいからだ」をつくる教室 ・・・
● 『親子の姿勢アクティブ・コンディショニング教室』
親子で楽しく遊びながら姿勢が良くなる
体幹コンディショニングと体幹トレーニング。
姿勢は、見た目が問題なのではなく、
体力・運動能力・スポーツパフォーマンスに大きく関わります。
姿勢が良くなれば集中力が高まり、学力にも好影響が!
スポーツ等によるケガや疲労を早めに予防し、
身体感覚を高め、スキルアップできるからだをつくります。
このようなことが気になるお子さんも姿勢と関連があります。
・ 歩き方や走り方がおかしい
・ 転びやすい・よく転ぶ
・ ケガが多い、顔をケガする、骨折したことがある
・ ときどきどこかが痛いという
・ からだが硬い
・ ぽっちゃり体型
・ よく疲れたという
・ 肩が凝る
・ いつもゴソゴソ動く
・ からだがフニャフニャしている
・ 何かに寄りかかって座る・・など
≪詳しくは・・≫
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