「思い込みによるよい姿勢は間違い」保育園幼稚園小学校 教職員研修会 @備前市香登小学校区
鳥取市小学校 教育研究会 健康教育部 研修会
「子どもの姿勢を考える」
~体力・学力・脳の働き~
子どもにとって嬉しい夏休みでも、学校の先生は毎日研修会です。
鳥取市立小学校では「子どもの姿勢」をテーマにした研修会が行なわれました。
参加された先生のほとんどは養護教諭。
どこの学校でも子どもの姿勢の崩れは問題になっているようです。
今回のテーマの「姿勢」というのは子どものためでもありますが、
先生自身についても興味のある分野のようです。
研修会のねらいは、講義においては、姿勢の成り立ちと子どもの現状の理解、
姿勢からつながる健康や子どもの将来像を考えること。
実技においては、姿勢改善のための体操によって、良い姿勢と動きやすさの体感、
姿勢の変化がもたらすこころの変化を理解すること。
まずは、学校で先生方が目にする授業中の子どもの姿勢について。
実際に真似をしていただくと、背もたれにもたれ、お尻はやや前の方にあるので
ずり落ちそうな座り方。
ノートに書く時には、机に肘をつく。
あるいは、片足を椅子に乗せ、片膝を立てて、からだを太ももに預けた座り方。
これらを目にすると、まず思うのは「姿勢が悪い」「行儀が悪い」ですね。
確かにそうなのですが、なぜそのような座り方をするのかを理解すると、
子どもがまともに座れない理由がはっきりします。
背もたれにもたれる、頬づえをつく、片膝を立ててもたれる、
片手を座面に置いて手で押しているなどは、すべてからだを支えるためなのです。
私たちのからだは、手足や背中などに頼らなくても、座ったり立った姿勢を
支えて保持することができます。
支える働きは体幹の機能が担っています。
その支える、つまり体幹の機能がかなり不足していると、支えきれないのです。
支えきれないと、ひっくり返るとか、床に寝そべるしかないのですが、
さすがに授業中はそれはできません。
体幹を使わず、というよりも使えず、背中や手足で支えている状態が、
「姿勢が悪い」「行儀が悪い」と見える、現代の子どものからだなのです。
最近では「体幹」という言葉を知っている方も多く、その必要性を感じているようです。
しかし、体幹をどのように使うことが姿勢や動きに結びつくのかを知らないまま、
体幹のトレーニングを行なっている方も増えているようです。
大人にとっても子どもにとっても、「体幹」の機能をしっかりと働かせるためには、
姿勢の成り立ちとの関連を知ることが、トレーニング効果を上げる近道になります。
よい姿勢とは、まっすぐ立つこと。
そのためには重力の影響を受けながら、順序よく体幹を作り上げていくことです。
その順番は、私たちがこの世に生を受けてから立って歩けるようになるまで。
これらを「ヒトの基本機能」といい、生涯に亘って姿勢や健康の基礎となる部分です。
基礎をどのように作ってきたか、それをどのように発達させてきたかが、
「姿勢」という目に見える形で現されているのです。
あなたはまっすぐ立てていますか。
子どもの姿勢を考える前に、まずは自分自身のことから考えてみましょう。
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【 ABC Gym 】
・・・ 体幹を調えて「美しい姿勢」と「動きやすいからだ」をつくる教室 ・・・
● 『親子の姿勢アクティブ・コンディショニング教室』
親子で楽しく遊びながら姿勢が良くなる
体幹コンディショニングと体幹トレーニング。
姿勢は、見た目が問題なのではなく、
体力・運動能力・スポーツパフォーマンスに大きく関わります。
姿勢が良くなれば集中力が高まり、学力にも好影響が!
スポーツ等によるケガや疲労を早めに予防し、
身体感覚を高め、スキルアップできるからだをつくります。
このようなことが気になるお子さんも姿勢と関連があります。
・ 歩き方や走り方がおかしい
・ 転びやすい・よく転ぶ
・ ケガが多い、顔をケガする、骨折したことがある
・ ときどきどこかが痛いという
・ からだが硬い
・ ぽっちゃり体型
・ よく疲れたという
・ 肩が凝る
・ いつもゴソゴソ動く
・ からだがフニャフニャしている
・ 何かに寄りかかって座る・・など
≪詳しくは・・≫
http://http://cosmos-c-c.jimdo.com/abc-gym/