シニア世代孫育てセミナー 「赤ちゃんの発達」から学ぶ「おとなの姿勢」
岡山市の地域包括支援センターが行なっている健康教室。
地域の高齢者が気軽に参加できる教室で介護予防の体操として、
「からだ楽々体操」で動きやすいからだづくり。
介護が必要になる状態になってから気づくのでは遅いのです。
個人差が大きい年代にとっては、同じ年齢でも異なりますし、
まだ若いから大丈夫、という判断もできません。
高齢者だからとひとくくりにはできないですね。
いくつであっても自分で、自分のことに気づくことができれば、
それも早いうちに気づくことができていれば、
介護を要するまでの年月を先延ばしできます。
歳だから当たり前、みんな歳を取ったらこうなる、と思わずに、
見逃しがちな小さなことに気づくことが介護予防の第1歩です。
その小さなこととは・・・
例えば、関節の動きの左右差。
股関節は私たちが動く際にはとても重要な部分です。
手で右の股関節を左右に動かしてみましょう。
次に同じく左の股関節を左右に動かしてみましょう。
動く範囲はどうでしょうか。
動かしてみて柔らかい・硬いなどの動きやすさはどうでしょうか。
こんな簡単なことなのにやってみて初めて気づくです。
股関節の動く範囲の左右差が小さくなり、柔らかく動くようになるだけで
立ち上がりがスムーズになり、歩くことが軽くなります。
ほんの少しの変化ですが、日常動作すべてがこのように変化したなら、
数日・数週間・数ヶ月の積み重ねの先はどうなるでしょう。
動きにくいままの数ヶ月と、動きやすくなり、さらに動けるようになった数ヶ月は
大きな差があるのです。
小さなことを積み重ね、大きな変化に導いていく。
それも自分でできることで、自分自身の持っている力で。
医療費・介護費の軽減・削減にもつながっていくのです。
ひとりひとりの「自分でできること」に焦点をあて、
「自分のからだの持つ可能性」を引き出すことで、
人生は大きく変わります。
年々増え続ける国民医療費。
厚生労働省が平成25年11月14日に国民医療費の状況を発表しました。
数字が大きすぎて実感が湧きませんが、1人あたりの医療費を
ご自身の年間の医療費で考えてみましょう。
平成23年度の国民医療費は38兆5,850億円。
平成22年度の国民医療費は37兆4,202億円。
前年度から1兆1,648億円、3.1%の増加です。
人口1人あたりの国民医療費は30万1,900円、前年度の29万2,200円に比べ
3.3%増加しています。
年齢階級別にみると、
0~14 歳は2兆4,835億円(構成割合 6.4%)、
15~44 歳は5兆1,258億円(同 13.3%)、
45~64 歳は9兆5,261億円(同 24.7%)、
65 歳以上は21兆4,497億円(同 55.6%)となっています。
人口一人あたりの国民医療費をみると、
65歳未満は17万4,800円、
65歳以上は72万900円
●医科診療医療費では、
65歳未満が12万700円、
65歳以上が53万6,900円
●歯科診療医療費では、
65歳未満が1万7,700円、
65歳以上が3万1,400円
●薬局調剤医療費では、
65歳未満が3万400円、
65歳以上が12万2,700円
平成12年4月以降は介護保険の費用に移行したものが含まれていません。
平成12年度は3兆6,000億円で、平成23年度は8兆9,000億円になり、
65歳以上の医療費は介護費用も含めるとさらに膨れ上がっていることになります。
主傷病による傷病分類別にみると、
「循環器系の疾患」5兆7,926億円(構成割合20.8%)が最も多く、
次いで「新生物」3兆8,381億円(同13.1%)、
「呼吸器系の疾患」2兆1,707億円(同7.8%)、
「筋骨格系及び結合組織の疾患」2兆898億円(同7.5%)、
「内分泌、栄養及び代謝疾患」1兆9,928億円(同7.2%)
年齢階級別にみると、
65歳未満では「新生物」1兆5,168億円(同12.88%)が最も多く、
65歳以上では「循環器系の疾患」4兆3,741億円(同27.4%)が
最も多くなっています。
また、性別にみると、
男では「循環器系の疾患」(同21.8%)、
「新生物」(同14.7%)、
「呼吸器系の疾患」(同8.5%)が多く、
女では「循環器系の疾患」(同19.9%)、
「新生物」(同11.6%)、
「筋骨格系及び結合組織の疾患」(同9.6%)が多くなっています。
生活習慣を見直し、改善できるものも多くあります。
歳だから、で済ませてしまわず、これからでも遅くないことはたくさんあります。
これから先の人生をどう生きていくのかを考えるきっかけにしてみましょう。
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【ロコモ・メタボの予防と改善のコンディショニング教室案内】
●《フットセラピー&姿勢・肩腰膝の体調改善教室》
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/263/
姿勢、肩コリ、腰痛、膝の痛み、冷え、足のつり、むくみ、低体温、自律神経など、
からだとこころの調子を調えます。
今まで感じた痛みやコリ、重さ、だるさなどが感じなくなり、
不調が軽減され、心身ともに健康を取り戻すことができます。
姿勢・代謝改善のコンディショニングによって、からだが軽くなり、
バランスがよくなり、スムーズな動きができるようになります。
からだの不調はこころの不調にもつながります。
からだのアンバランスは動きのアンバランスにもつながります。
これらの不調やアンバランスを調えることは、長い人生の先の要介護のリスクを
減らし、健康寿命を伸ばします。
年齢は関係ありません。若くても不調のある方はリスクが高まるのです。
気づいた時から始めましょう。
早ければ早い方が快適で楽しい時間を多く過ごすことができます。
随時、見学できます。お気軽にどうぞ。
◆ お問い合わせは・・
山陽新聞カルチャープラザ 本部事務局
Tel (086)803-8017
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