正しい姿勢で集中力を高めよう!@倉敷市立南中学校①姿勢教育の必要性
岡山市保健所 中央保健センター主催 健康増進栄養事業
平成25年度栄養教室
「楽しくからだを動かそう~正しいからだの使い方~」
今年度は【ロコモティブ・シンドローム】について。
まず、【ロコモティブ・シンドローム】という言葉を聞いたことがある方が少ないですね。
どういう状態なのか、具体的に理解されている方はほとんどいない状態です。
【ロコモティブ・シンドローム】は『運動器症候群』といわれています。
『運動器』とは、体を支え(支持)、動かす(運動・移動)役割をする器官の総称です。
・からだを形作っている「骨・関節・靱帯」
・それらを動かす「筋肉・腱」
・動かすための司令塔と伝える経路の「脳・脊椎・脊髄・末梢神経」
これらのどこかに不具合が起こる状態、つまり運動器の障害によって要介護の状態や
要介護リスクの高い状態のことを【ロコモティブ・シンドローム】といいます。
「要介護」と聞くと、ほとんどの方は、
「私にはまだまだ先の話」
「介護してもらうつもりはない」
「このままで大丈夫」
と思っています。
しかし、すでに運動器の障害を起こしている方が多いのも事実。
例えば、変形性関節症、代表的なのは変形性膝関節症ですね。
他には変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗鬆症に伴う円背、骨折など。
「え~~っ!!!! 病院で膝が変形してると言われているけど・・」
「脊柱管狭窄症と言われたけど、治療はないし、老化だから仕方ないんじゃないの・・」
これらが要介護リスクが高い状態とは思っていませんよね。
結びついていないのです、自分の状態と要介護が。
その認識のズレが要介護リスクを高めていると思います。
どういう状態が要介護につながるのかの知識を持ち、自分のからだの状態を知り、
早期に気づき、気づいた時点で予防・改善を実践すれば、要介護は減らせるし、
遅らせることができるのです。
では、どんなことに気づけばいいのか。
今回紹介したのはとても簡単な事ですが、ほぼ100%の方が間違った使い方でした。
「膝とつま先の向きを揃える」
歩く、立つ・座る、しゃがむなど、動作の中で必ず膝は曲げ伸ばしをしています。
その際の膝とつま先の向きが違えば、膝への負担は大きくなっています。
その結果が膝の痛みや変形として出てきます。
何年も何十年も同じ使い方、膝ととま先の向きを違えて使っているのですから、
気づいた時にはロコモティブ・シンドロームです。
当たり前に行なっている動作やからだの使い方が間違っていても
気づいていないことが問題。
知らず知らずのうちに、要介護リスクを高め、転倒・骨折・寝たきりへの道を
歩んでいませんか。
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【ロコモ・メタボの予防と改善のコンディショニング教室案内】
●《フットセラピー&姿勢・肩腰膝の体調改善教室》
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/263/
姿勢、肩コリ、腰痛、膝の痛み、冷え、足のつり、むくみ、低体温、自律神経など、
からだとこころの調子を調えます。
今まで感じた痛みやコリ、重さ、だるさなどが感じなくなり、
不調が軽減され、心身ともに健康を取り戻すことができます。
姿勢・代謝改善のコンディショニングによって、からだが軽くなり、
バランスがよくなり、スムーズな動きができるようになります。
からだの不調はこころの不調にもつながります。
からだのアンバランスは動きのアンバランスにもつながります。
これらの不調やアンバランスを調えることは、長い人生の先の要介護のリスクを
減らし、健康寿命を伸ばします。
年齢は関係ありません。若くても不調のある方はリスクが高まるのです。
気づいた時から始めましょう。
早ければ早い方が快適で楽しい時間を多く過ごすことができます。
随時、見学できます。お気軽にどうぞ。
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山陽新聞カルチャープラザ 本部事務局
Tel (086)803-8017
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