小学校「子どもの姿勢を考える」講演会・・・授業中の座り方
「楽しく体を動かして~ロコモティブ・シンドロームの予防」
井原市保健センター主催の愛育委員・栄養委員研修会
≪前編≫では『ロコモティブ・シンドローム』の心配があるかどうか、
現状に気づくためのロコチェックを書きました。
『ロコモティブ・シンドローム』は、『運動器症候群』といわれ、
「運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの高い状態」のことをいいます。
では、「運動器」とは?
なんとなく運動するために使う部分かなと想像できますね。
「運動器」
骨・関節・靱帯、脊椎・脊髄、筋肉・腱、末梢神経など、からだを支え(支持)
動かす(運動・移動)役割をする器官の総称
私たちが動くためには、支えられている必要があります。
例えば、頭。
細い首の上に乗っかっていますが、結構な重さがあります。
そして動くためだけではなく、生命を維持するためにも重要なものが
たくさん詰まっています。
その頭を支える首の骨が脆かったり、関節が不安定だったり、筋肉が弱かったら、
頭を支えることはできずグラグラしますね。
一番上にある頭がグラグラしていてはまともに動けないですよね。
からだの様々な部分でこのような状況が起こっているとしたら、
私たちは動きにくいはずです。
しかし、上手いこと作られているのがヒトのからだです。
上手く使っても、使わなくてもそれに適応してしまうのです。
動きにくいけど動かなくちゃいけないから、違うところを動かして動けたように
見せてしまおう。
そんなことを無意識のうちに行なっています。
その結果、何年・何十年という期間を経て、痛みというサインが出てきて、
気づいたときには変形していた。
本来の姿勢や動きから外れた時点で気づけば、
痛みも変形も起こらなかったかもしれません。
その時に【コンディショニング】つまり、からだの働きを調えることをして、
本来の使い方を学習し直せばいいのです。
この「いつ気づくか」がロコモの予防には重要です。
今回の研修会では開眼片足立ちを行いました。
普段、これを心がけている方は少ないでしょう。
実際にやってみないと「できる」「できない」が分からないのです。
やはり、片足立ちがグラグラして立てなかったり、左右差があったりと、
現状がそうであることを認識している方も少なかったのです。
つまり気づいていないのです。
では、何をしたらいいのでしょうか。
今回は時間とスペースが限られていましたので、
①股関節のコンディショニングで左右を調え、動きやすい状態にする
②体幹のコンディショニングで安定させる
この2つを実践していただきました。
その結果、立位の安定感が高まり、開眼片足立ちのグラグラがかなり減りました。
また左右差もほとんどなくなり、安定した片足立ちができるようになりました。
現状に気づかず、今のままのからだで日常を送っていたら、
要介護のリスクはさらに高まり、やがては要介護・寝たきりかも。
でも、現状に気づき、【コンディショニング】によって調え、安定した後に、
からだの使い方を学習していけば、現状維持どころか、右肩上がりも期待できるのです。
【コンディショニング】は日常生活で簡単にできることを続けるだけ。
気づけば以前より痛みがなく動けている、動くことに自信が持てる、
こころが安定してきた、イライラしなくなった、将来の不安がなくなったなど、
からだもこころも軽くなります。
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【ロコモ・メタボの予防と改善のコンディショニング教室案内】
●《フットセラピー&姿勢・肩腰膝の体調改善教室》
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/263/
姿勢、肩コリ、腰痛、膝の痛み、冷え、足のつり、むくみ、低体温、自律神経など、
からだとこころの調子を調えます。
今まで感じた痛みやコリ、重さ、だるさなどが感じなくなり、
不調が軽減され、心身ともに健康を取り戻すことができます。
姿勢・代謝改善のコンディショニングによって、からだが軽くなり、
バランスがよくなり、スムーズな動きができるようになります。
からだの不調はこころの不調にもつながります。
からだのアンバランスは動きのアンバランスにもつながります。
これらの不調やアンバランスを調えることは、長い人生の先の要介護のリスクを
減らし、健康寿命を伸ばします。
年齢は関係ありません。若くても不調のある方はリスクが高まるのです。
気づいた時から始めましょう。
早ければ早い方が快適で楽しい時間を多く過ごすことができます。
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