姿勢がもたらすあきらめ感
岡山市立大元公民館主催講座
アラフォー世代のための
『素敵な自分をプロデュース』(全5回)
アラフォー世代が気をつけたい、「体のしくみ」「運動」「食事」などの
学習をしながら、“なりたい自分“を目指す講座。
全5回のうち2回を担当させていただきます。
まずは、
【美しい姿勢を身につけよう(運動)①】
~何とかしたい!気になるおなか周り~
アラフォー世代の女性は子育て真っ最中の方が多いのではないでしょうか。
今回の講座は託児付きで、小さいお子さんを預けて参加される方も多かったようです。
また、小学生・中学生のお母さんもいらっしゃいました。
時間に追われ、自分のために・・などという時間はない毎日。
でも、気になるアラフォーのからだ。
ということで、今の輝きにさらに磨きをかけ、これからもっと美しくなるために
『美しい姿勢づくり』をテーマにお話を交えながらのコンディショニングを行いました。
初回は「姿勢とおなか周り」
姿勢が気になる方の多くは「猫背」「背中が丸くなって前かがみ」など、
見た目が美しくないと感じているようですね。
さらにそれらの姿勢が肩こりや腰痛につながっていることも分かっているようです。
しかし、それをどのようにしてよい姿勢にすればいいのかが分からない。
方法はいくつかありますが、重要なのは現状をしっかりと知ること。
まずは「自分を知る」ことから始めます。
日常での座り方、楽な立ち方を再現することで、今のからだがどのように
なっているのかが分かります。
今まで楽だからと思って日常的に行なってきたことが、
実は姿勢を崩す元になっていたり、肩こりを引き起こしたり、
腰痛になりそうなからだを作っていました。
それらの誤ったからだの使い方や姿勢に気づけば、
あとは上手く使うことを身につけるだけ。
椅子に座ることだけでも、正しく座る術を身につければ
それだけで姿勢が良くなってきます。
特に、アラフォー世代の女性に重要な骨盤底筋群のエクササイズでは、
なかなか意識ができなかったり、無駄に力を入れすぎて呼吸が乱れたり。
「たったこれだけの動きなのになんで???」
「え~??どうやって使ったらいいの???」
というくらい難しいのです。
ということは、本来上手く使えていいはずの筋肉が働いていないのです。
そのことが姿勢を保つことやしなやかな動きを妨げ、過剰に無駄な力を入れすぎ、
筋肉の緊張を高めたからだの使い方になっているのです。
骨盤底筋群と腹部の深層筋は姿勢にもおなか周りにも関与しています。
椅子に座って姿勢を保つコンディショニングでからだの使い方を感じた後は、
床に寝ころんでしなやかに動くためのコンディショニングです。
背骨をしなやかに動かし、体幹を安定させるコンディショニングを、
呼吸とともにからだを感じながら行ないました。
いつもは全く意識することがない背骨やおなかの動き、
さらに手足の重さを感じて体幹をうまくつかうことなど、
使ったことがない部分をしっかりと刺激しました。
終わってからのみなさんの感想は、
「楽に立てる」
「気持ちがいい~」
「からだが軽い」
「今朝は腰が痛かったけど、今は痛くない」
「さっきのかたづけの時にからだの感じが違って動きやすかった」
「おなか周りをこんなに意識して使ったことがない」など。
おなか周りも講座の前と終わってからでは、
少しスッキリして引き締まった感があったようです。
きつい運動・・ではなく・・
楽に調えることができる、
からだを上手く使える、
気持ちいいコンディショニングは、
からだが喜ぶ声が聞こえるみたいです。