介護の仕事による腰痛が原因で、自分が要介護になるかもしれない介護職者
姿勢の良し悪しを表現するときに、
「アライメント」という言葉を使います。
「アライメント」は簡単に言うと
『骨、関節の並びなどの配列』です。
姿勢を見る時には、骨格を見ます。
直接見る事はできませんが、昔々学校の理科室にいませんでした?
ガイコツくん
彼は上から吊り下げられていますが、
立たせるととってもきれいな姿勢なのです。
私達は200個余りの骨を積み上げて立っています。
大きな骨・小さな骨、長い骨・短い骨、
平べったい骨・丸っこい骨などなど
いろんな形をした骨が順々に積み上げられているのです。
私達の骨は、
骨と骨をつなぐ靱帯と短関節筋だけで立つことができるそうです。
「そんなの無理でしょう!!!」
と思いますよね。
キーワードは【重力】です。
この骨の積み上げられ方が崩れているかどうか、
それが見えると、姿勢も見えてきますね。
さて、どうでしょうか?
みなさん自身の姿勢。
今、みなさんはどんな姿勢でこのコラムを読んでいますか?
パソコンだと座っていますか?
携帯電話で立って読んでいますか?
まさか寝ころんで?
どのような姿勢かは置いておきましょう。
前回のコラムでも自分でモニタリングしていただきました。
下の①~③を読んだら、画面から目を離して実行してくださいね。
① 平らな床に靴を脱いで(なるべく裸足がいいのですが)立つ
② 足の裏を感じる
③ 左右の足の裏に乗っている体重は均等でしょうか?
さぁ、スタート!
いかがでしたか?
うわっ!左右が違う!
あんまり左右差がないなぁ~
みなさんは左右差の有無を知っていましたか?
特に差があった方、どうでしょう?
そういえばいつもこっちの足に体重をかけて立っている・・・
鞄をこっちの肩にばかりかけるなぁ・・・
なにか思い当たることがありますか?
ガイコツくんが左右差を持っていたらどうなると思います?
骨は積み木のように積み上がっています。
ちょっと、左右にズレると、その積み木は・・・・
そう!崩れるんです。
でも私達は、
崩れません!
倒れません!
ひっくり返りません!
だって、左右差に今まで気づかないのに、
ちゃんと(?)体を使えてるのですから。
だから厄介なのです。
気づかなければ、今の状態を正しいと認識し続けるのです。
【重力】を正しく適切に受け止めていない体を・・
日常の習慣・・体の使い方の生活習慣を見直してみましょう。
たくさんあるはずですよ。