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体が硬いと腰痛になる?無理なストレットをしない方がいい理由

河野貴彦

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テーマ:腰痛

体が硬いことだけを腰痛の原因と考えず、前屈の柔らかさやストレッチの量ではなく、日常生活に必要な動きができているかを考えることの大切さを伝えるサムネイル画像です。
投稿をご覧頂きありがとうございます。大分駅前整体院の河野です。今回は「体が硬いと腰痛になる?無理なストレットをしない方がいい理由」という内容になります。

腰痛で来院される方の中には、「昔から体が硬いんです」とお話しされる方が少なくありません。そして、そのような方からよく聞かれるのが、「やっぱりストレッチをした方がいいですか?」という質問です。

確かに、腰痛と体の硬さにはまったく関係がないわけではありません。股関節や腰まわりなどの動きが少なくなれば、その分ほかの場所が多く動かなければならず、それが腰への負担につながることがあります。

一方で、ここで注意したいのが、

「体が硬い=腰痛の原因」
「腰痛がある=もっと柔らかくしなければならない」

と考えてしまうことです。

実際には、前屈をして指先が床につくほど柔らかくても腰痛に悩んでいる方はいますし、反対に、前屈で床まで手が届かなくても腰痛がない方もいます。

では、腰痛がある人は何を基準にストレッチを考えればよいのでしょうか。

今回は、体の硬さと腰痛の関係について、大分駅前整体院で身体をみる際に大切にしている考え方をお伝えします。

1.体の硬さは腰痛の「一つの要因」にはなります

股関節などの動きが小さいと、腰がその動きを補うことで負担が増える場合があります。体の硬さは腰痛に関係する一つの要因ですが、硬さだけで腰痛が決まるわけではありません。
まず知っておいていただきたいのは、体の硬さが腰痛に関係すること自体はあります。

例えば、股関節が十分に曲がらない状態で床の物を取ろうとすると、本来なら股関節でも分担するはずの動きを腰で補わなければなりません。

同じように、仕事や家事で身体をひねる必要があるのに背中や股関節がほとんど動かなければ、その不足した動きを腰で補うことがあります。

このような状態が一度だけ起こったからといって、すぐ腰痛になるとは限りません。

しかし、毎日の仕事や家事の中で何十回、何百回と同じ動作を繰り返していると、少しずつ腰に負担が集中していく可能性があります。

つまり問題になるのは、単純な「硬い・柔らかい」ではありません。

必要な場所が必要なだけ動かないために、別の場所へ負担が集中しているかどうか。

ここが大切です。

体の硬さは腰痛につながる可能性のある一つの要因ですが、それだけを見て腰痛の原因を判断することはできません。

2.前屈で床に手がつけば「腰痛にならない」わけではありません

前屈で床に手がつくほど柔らかくても腰痛がある方はいます。前屈の柔らかさだけでは、歩く・立ち上がる・ひねるといった日常動作での身体の使い方までは判断できません。
腰痛について調べていると、前屈をして「施術前はここまでしか届かなかったのが、施術後には床まで届くようになった」というビフォーアフターを見ることがあります。

もちろん、動かしにくかった身体が動かしやすくなること自体には意味があります。

しかし当院では、前屈でどこまで手が届くかだけを腰痛改善の基準にするのは少し違うのではないかと考えています。

柔らかさと腰への負担は同じではありません

例えば前屈をして指先が簡単に床につく方でも、腰痛が続いているケースはあります。

なぜでしょうか。

前屈という一つの動作が大きくできたとしても、日常生活で必要になるすべての動きが適切にできているとは限らないからです。

前には曲がれていても股関節をうまく使えていないことがありますし、身体をひねる動きで左右差が大きい場合もあります。また、立ち上がる、歩く、車から降りる、物を持つといった動作になると、特定の場所ばかりを使っていることもあります。

つまり、「前屈ができる=身体全体がうまく使えている」とは限りません。

反対に、前屈で床まで手が届かなくても、その方の日常生活に必要な範囲で身体が動き、腰へ負担が集中していなければ、その硬さが必ずしも問題になるとは限らないのです。

3.大切なのは「体が硬いか」ではなく「生活に対して硬いか」

デスクワーク、家事、介護や仕事など、生活によって身体に必要な動きは異なります。大切なのは一般的な柔軟性ではなく、自分の生活に必要な範囲まで無理なく動けているかです。
ここが今回、一番お伝えしたいポイントです。

当院では、身体を見るときに単純に、

「この人は身体が硬い」
「もっと柔らかくしなければならない」

とは考えません。

その方の日常生活や仕事で必要な動きに対して、身体の動く範囲が足りているかを確認することが重要だと考えています。

必要な柔軟性は人によって違います

一日の大半をデスクワークで過ごす方と、仕事でしゃがんだり中腰になったりする方では、身体に求められる動きは違います。

さらに、介護の仕事で人を支える方、床に座ることが多い方、長時間車を運転する方でも必要な動作は変わります。

例えば、仕事で深くしゃがむ必要があるにもかかわらず足首や股関節が十分に動かなければ、腰を大きく丸めたり身体をひねったりして補うことがあります。

この場合には、その人の生活に対して股関節や足首の動きが不足しているため、柔軟性を高めることが腰への負担を減らす一つの方法になるでしょう。

ところが、日常生活で必要な範囲は十分に動いているのに、

「身体が硬いと言われたから」
「前屈で床に手がつかないから」

という理由だけで、さらに大きな可動域を求める必要があるでしょうか。

当院では、必ずしもそうではないと考えています。

柔らかければ柔らかいほど腰痛になりにくい、というものではありません。

4.腰痛は「硬さだけ」を変えても改善しないことがあります

長時間の運転やデスクワーク、荷物の持ち方、座り方など、小さな負担が毎日繰り返されることで腰への負担につながる場合があります。慢性腰痛では、硬さだけでなく日常の身体の使い方も確認することが大切です。
慢性的な腰痛では、「一回何かをして痛めた」というよりも、普段の生活で同じ負担が積み重なって症状が続いているケースをよくみます。

長時間座っている、片側へ身体を傾けて仕事をしている、立ちっぱなしが続く、車の乗り降りを何度も繰り返す、いつも同じ手で荷物を持つなど、本人にとっては当たり前になっている動作の中に負担が隠れていることがあります。

その積み重ねの中に「身体の硬さ」が関係しているのであれば、ストレッチや身体を動かすことが役立つ可能性があります。

例えば、股関節が動かないことで毎回腰を大きく動かしているのであれば、股関節の動きを改善していくことには意味があります。

しかし反対に、腰に負担がかかっている主な理由が別のところにある場合、硬いところを一生懸命伸ばしても期待したほど変化が出ないことがあります。

ストレッチをしているのになかなか腰痛が変わらない場合は、「ストレッチが足りない」のではなく、「そこを伸ばすことが今の腰痛に必要なのか」を見直す必要があります。

腰痛には身体の動き方、活動量、仕事や生活環境などさまざまな要素が関係します。慢性的な痛みでは生活習慣や日常活動も重要になるため、一つの要因だけで考えないことが大切です。

5.硬いからといって無理にストレッチをしない方がいい理由

体が硬いからといって、痛みを我慢して強く伸ばす必要はありません。柔らかさそのものを目標にせず、日常生活に必要な動きを無理のない範囲で取り戻していくことが大切です。
「身体が硬いなら、できるだけ伸ばした方がいい」

そう考えて、痛みを我慢しながら強くストレッチをしている方もいらっしゃいます。

しかし、当院では硬いという理由だけで無理に柔らかくする必要はないと考えています。

「必要な範囲」を超えて伸ばす必要はありません

日常生活や仕事で必要な動きの範囲内ですでに十分動けているのであれば、それ以上の柔軟性を獲得することが腰痛改善に直結するとは限りません。

むしろ、痛みがある状態で「もっと伸ばさないと」と強く引っ張ったり、反動をつけたり、同じ場所ばかりを繰り返し伸ばしたりすれば、その刺激自体が身体への負担になることがあります。

ストレッチは悪いものではありません。

実際、柔軟性が低下して必要な動きができなくなっている場合には、ストレッチや運動によって動ける範囲を取り戻すことが役立つことがあります。一般的な腰痛対策としても、柔軟性改善を目的としたストレッチは紹介されています。

ただし重要なのは、「硬いから伸ばす」のではなく、「その硬さが普段の動作を邪魔しているから必要な範囲を取り戻す」[太字]という考え方です。

この違いは非常に大きいと思います。

6.慢性腰痛では「硬くなった理由」まで確認することが大切です

体が硬いために腰へ負担がかかる場合だけでなく、腰が痛いために動きを避け、身体を固めることで動く範囲が小さくなる場合もあります。痛みと硬さの関係を一方向だけで考えないことが重要です。
もう一つ考えておきたいのが、[太字]「硬いから腰が痛くなった」のか、それとも「腰が痛いから身体を固めるようになった」のか
という問題です。

腰が痛いと、人は無意識に痛みが出そうな動きを避けます。

前かがみになるのを避けたり、身体をひねらないようにしたり、腰を動かさないように慎重に歩いたりすることがあります。

こうした状態が続けば、次第に動く範囲そのものが小さくなっていくことも考えられます。

つまり、慢性腰痛では、身体が硬い→腰への負担が増えるという流れだけではなく、腰が痛い→動かさなくなる→身体が硬く感じるという反対方向の流れも考えなければなりません。

だからこそ、身体の硬い場所を見つけただけで「ここが原因です」と決めてしまうのでは十分ではありません。

股関節、骨盤、背中、足首などがどの程度動いているのか。それぞれの動きに左右差がないか。そして、立つ、歩く、しゃがむ、起き上がるといった普段の動作の中で、どこに負担が集中しているのか。

硬さそのものではなく、「なぜそこが硬くなり、実際の生活でどのような負担につながっているのか」を確認することが重要です。

7.「ストレッチをした方がいいですか?」への当院の答え

ストレッチを始める前に、生活や仕事で必要な動き、必要な可動域、腰がほかの部位の動きを補っていないかを確認します。目指すのは柔らかさではなく、自分の生活に必要な動きです。
最初の質問に戻ります。

腰痛の方から、「身体が硬いのですが、ストレッチをした方がいいですか?」と聞かれた場合、当院の答えは、「身体が硬いという理由だけで、無理にストレッチをする必要はありません」です。

大切なのは、前屈で床に手がつくことでも、開脚が大きくできることでもありません。

あなたの仕事や日常生活で必要な動きができているか。そして、その動きの中で腰だけに負担が集中していないか。

ここを確認することが先だと考えています。

必要な範囲に対して股関節や背中、足首などの動きが不足し、それを腰が補っているのであれば、その硬さを改善することは腰への負担を減らすための一つの方法になります。

一方で、日常生活に必要な可動域がすでにあり、別の動き方や生活習慣に負担の原因があるのであれば、「もっと柔らかくしよう」とストレッチだけを続けても問題の中心から外れてしまいます。

腰痛が長く続いている方ほど、「どこが硬いか」だけではなく、「普段どう身体を使い、その結果どこへ負担が積み重なっているのか」まで確認することが大切です。

身体は柔らかければ柔らかいほど良いわけではありません。

目指したいのは、前屈の記録を伸ばすことではなく、自分の生活に必要な範囲を無理なく動ける身体にしていくことです。

「身体が硬いから腰が痛いのだろう」と考えてストレッチを続けているのに変化を感じない方は、一度ストレッチの量を増やす前に、今の腰痛とその硬さが本当に関係しているのかを見直してみてください。

大分駅前整体院では、腰だけを見るのではなく、股関節や骨盤、背中、足首などの動きと、普段の生活や仕事での身体の使い方を含めて確認しています。

今よりも悪くなる前に、必要なところは動かし、必要以上に無理をしない。

腰痛と身体の硬さを考えるときには、このバランスが大切です。

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河野貴彦
専門家

河野貴彦(整体)

大分駅前整体院

体の不調が増え始める40~50代の方の腰・股関節・膝の痛みに対して、当院独自の痛くない骨盤調整を中心に、無理のない施術でスムーズに立てる・歩ける・働ける体に整えます。

河野貴彦プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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