交通事故後の腰痛の原因No.3

投稿をご覧頂きありがとうございます。大分駅前整体院の河野です。今回は「連休明けに疲れが取れないのはなぜ?生活リズムと腰痛の関係」という内容になります。
連休が終わって仕事や家事がいつもの生活に戻ったのに、「しっかり休んだはずなのに身体がだるい」「朝起きても疲れが残っている」「連休前より腰が重く感じる」といったことはないでしょうか。休みの日が何日かあれば身体も回復すると思っていたのに、いざ日常生活へ戻ってみると調子が上がらず、不思議に感じる方もいると思います。
特に連休中に旅行や帰省をした方は、長時間の車移動や普段より多い歩行、外食、夜更かしなどが重なっていることがあります。一方で、自宅でゆっくり過ごしていた場合でも、朝起きる時間が遅くなったり、昼寝が長くなったり、普段より身体を動かさなかったりと、いつもの生活とは違った過ごし方になっていることがあります。
そのため、「仕事を休んでいた=身体も十分に回復している」とは限りません。
さらに、普段から腰痛や肩こり、股関節痛、膝痛などを繰り返している方では、連休明けに「いつもより痛みが強い」「何となく身体全体が重い」と感じることもあります。このような変化をすべて「連休で腰が悪くなった」と考えるのではなく、睡眠や生活リズム、活動量、疲労なども含めて考えていくことが大切です。
今回は、睡眠の規則性や睡眠不足と痛み、慢性的な筋骨格系の痛みなどについて報告されている論文や研究も参考にしながら、連休明けに疲れが残る理由と腰痛との関係について、大分駅前整体院の考えを交えてお伝えしていきます。
1.連休で休んだのに、なぜ疲れが取れない?

連休が終わった後に疲れていると、「せっかく休んだのに、どうして疲れているんだろう?」と思うかもしれません。しかし、身体にとっての休養は、単純に仕事へ行かなかった日数だけでは決まりません。
仕事は休みでも身体は普段と違うことをしている
例えば普段は朝6時半に起きて7時に朝食をとり、決まった時間に出勤している方でも、連休になると朝8時や9時まで寝て、朝食と昼食が一緒になり、夜はいつもより遅くまで起きていることがあります。
旅行へ行けば、普段より長い時間車に乗ったり、観光地を何時間も歩いたりするでしょう。帰省した場合も、移動だけでなく荷物を運ぶ、普段とは違う布団で寝る、食事や入浴の時間が変わるなど、いつもの生活にはない条件が加わります。
反対に「今回はどこにも行かず、家でゆっくりした」という方でも安心とは限りません。普段より座っている時間が長くなり、テレビやスマートフォンを見ながら何時間も同じ姿勢で過ごし、歩く量が大幅に減っていることもあります。
つまり、連休は仕事から離れていても、身体から見ると「いつもと違う生活を数日間していた期間」でもあるのです。
その状態から連休明けの朝になり、突然いつもの時間に起きて、通勤して、仕事や家事を通常通りこなそうとすれば、身体がすぐに切り替わらないことがあっても不思議ではありません。
2.連休中は「何時間寝たか」だけでなく「いつ寝たか」も変わる

「連休中は普段よりたくさん寝たから、睡眠不足ではない」と考える方もいると思います。もちろん必要な睡眠時間を確保することは大切ですが、今回注目したいのは睡眠時間だけではありません。
何時に寝て、何時に起きたのか。そして、それが毎日どのくらい変化したのか。
ここも身体の調子を考えるうえで大切なポイントになります。
連休中だけ寝る時間が遅くなっていませんか?
普段は23時に寝て6時半に起きている方が、連休だからと深夜1時や2時まで起きて、翌朝9時まで寝ていたとします。睡眠時間だけを見れば、普段より長く眠れているかもしれません。
ところが、連休最終日までその生活を続けて、翌朝だけ突然6時半に起きようとするとどうでしょうか。寝る時間は遅いままなのに、起きる時間だけが仕事の日に戻ってしまえば、「たくさん休んだはずなのに眠い」「朝から身体が重い」という状態につながることがあります。
さらに、起床時間が変われば、朝食や昼食、夕食、入浴、外出する時間なども一緒に変わりやすくなります。
このように考えると、連休中の体調管理では、単純に「7時間寝た」「8時間寝た」という時間だけではなく、普段の生活と比べて寝る時間や起きる時間がどの程度変わっていたのかを見ることも大切です。
連休明けになかなか身体が切り替わらない方は、「睡眠時間が足りなかったか?」だけでなく、「普段と何時間くらい生活時間がずれていたか?」まで振り返ってみると、身体の状態を考えるヒントになるかもしれません。
3.睡眠の変化は「疲れ」だけでなく腰痛にも関係する?

ここからは、連休明けの疲労と腰痛について考えてみましょう。
腰が痛くなると、「座りすぎたからかな」「運転したからかな」「歩きすぎたかな」と身体への負担を最初に考える方が多いと思います。もちろん、どのような姿勢や動作をどれくらい続けたのかを確認することは大切です。
ただ、慢性的な腰痛を考える場合、腰へ加わった物理的な負担だけですべてを説明できるとは限りません。
「腰の状態」と「身体全体の状態」を分けない
例えば、同じように仕事をした日でも、ぐっすり眠れた翌日は比較的身体が動きやすいのに、ほとんど眠れなかった翌日は腰が重く感じた経験はないでしょうか。
睡眠と慢性的な筋肉・関節などの痛みについては、互いに関連することが報告されています。睡眠の状態が悪いとその後の慢性的な痛みと関連する可能性がある一方で、痛みが続けば寝返りをしたときに目が覚める、なかなか寝つけないなど、睡眠側にも影響することがあります。
そのため、眠れない → 疲労が残る → 痛みを感じやすい → 腰が気になって眠りにくい → 翌日も疲れが残るというように、睡眠と腰痛を別々の問題として考えるのではなく、互いに影響し合う状態になっていないかを見ることも重要です。
「連休明けから腰が悪くなった」と感じたときも、腰だけを確認するのではなく、「連休中は何時に寝ていたか」「途中で何度も目が覚めなかったか」「朝起きたときに疲れが残っていなかったか」まで振り返ってみると、違った見方ができる場合があります。
4.寝不足の日は、いつもより腰痛を強く感じることもある

ここは今回の記事で特にお伝えしたい部分です。
連休明けに腰痛が強くなったからといって、必ずしも連休中に腰そのものの状態が大きく悪くなったとは限りません。
私たちが感じている「痛み」は、身体の組織の状態だけで決まっているものではなく、睡眠や疲労など身体全体のコンディションによっても感じ方が変化することがあります。
同じ身体でも「感じ方」が同じとは限らない
例えば、連休中に夜更かしが続き、睡眠時間が短くなっていたとします。さらに旅行や帰省で疲労が残り、翌日から仕事へ戻れば、身体としては十分に回復できないまま普段の活動量へ戻ることになります。
そのようなとき、「昨日まではそれほど気にならなかった腰が今日は重い」「いつもなら平気なデスクワークで腰がつらい」「朝起きたときから身体全体が痛い」と感じることがあります。
だからといって、「寝不足だから腰痛になる」と単純に考える必要はありません。大切なのは、痛みが強くなったときに、痛い場所だけではなく、その日の身体全体のコンディションまで見ることです。
特に以前から腰痛を繰り返している方の場合、腰だけを揉む、伸ばすといった対応を繰り返していても、睡眠不足や疲労、生活リズムの変化がそのままなら、なかなか身体が安定しないことも考えられます。
「最近、腰が悪い」だけではなく、「最近、ちゃんと休めているだろうか?」という視点も持ってみてください。
5.連休中と普段では「身体の使い方」も大きく変わる

生活リズムというと睡眠ばかりに目が向きやすいのですが、もう一つ確認したいのが活動量です。
連休中は普段と同じように身体を使っているように見えても、実際には「動きすぎる」「動かなさすぎる」という両方の変化が起こる可能性があります。
旅行した人と家で休んだ人では負担が違う
旅行や帰省をした方なら、1〜2時間以上の運転をして、その後に観光地を歩き、宿泊先では普段とは違うベッドや布団で眠ることがあります。翌日も朝から歩き、帰宅時には再び長時間運転という流れになれば、普段の仕事とは違う身体の使い方が何日か続きます。
反対に自宅で休んでいた方では、いつもなら通勤や買い物で歩いている時間がなくなり、ソファーで長時間テレビを見たり、スマートフォンを触ったりして、活動量が普段より大きく減っていることがあります。
どちらの場合も共通しているのは、「普段の身体の使い方とは違う」ということです。
さらに連休が終われば、そこから再び仕事で長時間座る、立ち仕事をする、荷物を持つ、階段を使うといった日常へ一気に戻ります。
連休明けの腰痛を考えるときは、「何時間座ったから悪い」「歩きすぎたから悪い」と一つの原因だけを探すのではなく、連休前→連休中→連休後で身体の使い方がどう変化したのかを確認する方が、実際の状態を把握しやすくなります。
6.連休明けはいきなり100%に戻そうとしない

連休が終わると、「今日から仕事だから、いつもの生活に戻さないと」と考えると思います。
もちろん仕事や家事は待ってくれません。しかし、生活リズムが数日間変わっていた場合、時計だけを元に戻しても、身体の感覚まで同じタイミングで戻るとは限りません。
「さらに休む」だけでなく生活を戻していく
疲れていると、「今日は何もしないで一日寝ていよう」と考えることがあります。一方で、「連休中に休んだから」と、初日から運動や仕事を頑張りすぎる方もいます。
どちらか一方へ極端に振るのではなく、まずは寝る時間と起きる時間を普段の生活に近づけ、朝起きたらカーテンを開けて日中の活動を始め、食事の時間も普段のリズムへ戻していくことが大切です。
身体についても同じです。
連休中にほとんど歩かなかったからといって、急に長時間ウォーキングをする必要はありません。反対に旅行で歩きすぎて疲れているからと、何日間も必要以上に動かない生活を続けることが、必ずしも身体にとって良いとは限りません。
まずは通勤、買い物、家事など普段行っている生活動作から戻していき、身体の反応を確認します。
連休明けに必要なのは「一気に取り戻すこと」ではなく、「いつもの生活リズムへ少しずつ戻していくこと」です。
睡眠も活動量も一日だけで考えず、数日かけて普段の状態へ近づけていく意識を持ってみてください。
7.腰だけでなく「連休前・連休中・連休後」を確認する

連休明けに腰が痛くなった場合、「どこが悪いんだろう?」と痛い場所ばかりが気になってしまいます。しかし今回お伝えしてきたように、連休前後には身体を取り巻くさまざまな条件が変化しています。
寝る時間、起きる時間、食事の時間、歩く量、座る時間、車を運転する時間、仕事量など、普段ならある程度一定だった生活が、数日間で大きく変わっていることがあります。
「連休中に何をしたか」だけで終わらせない
大分駅前整体院では、このような場合に腰だけを見るのではなく、「連休前はどうだったのか」「連休中に何が変わったのか」「連休が終わってからどのタイミングでつらくなったのか」という流れも大切にしています。
例えば、連休前からすでに腰が重かった方が、旅行で長時間運転をして症状が強くなった場合と、連休中は調子が良かったのに仕事へ戻って数日後から腰がつらくなった場合では、同じ「連休明けの腰痛」でも身体を確認するときの考え方は変わります。
さらに、「腰が痛い」という症状だけでなく、朝起きたときの疲労感、睡眠時間、途中で目が覚める回数、日中の眠気、歩いたときの身体の動きなども一緒に確認していくことで、腰だけを見ていたときには気づかなかった部分が見えてくることがあります。
連休は身体を休める大切な機会ですが、「何日休んだか」だけで身体の回復状態を判断することはできません。
連休明けになっても疲れが取れない、朝から身体が重い、以前からある腰痛がいつもより気になるという方は、「腰が悪くなった」とすぐに決めつけるのではなく、まず連休前から現在までの生活を振り返ってみてください。
睡眠の時間は変わっていなかったか。普段より長く座っていなかったか。逆に歩きすぎていなかったか。食事や入浴の時間はどうだったか。そして、仕事へ戻ってから急に普段と同じペースで動こうとしていなかったか。
身体は、腰だけ、肩だけ、膝だけと別々に生活しているわけではありません。睡眠や活動量、疲労、毎日の身体の使い方など、さまざまな条件の中で現在の状態がつくられています。
連休明けに疲れや腰痛が残っているときこそ、痛い場所だけに目を向けるのではなく、今の身体が普段の生活リズムへ戻れているかという視点から見直してみることが大切です。
今よりも悪くなる前に身体の状態を確認し、これからの仕事や日常生活を無理なく続けられる状態へ整えていきましょう。


