坐骨神経痛が右側だけに出る原因|右のお尻から足のしびれを放置してはいけない理由

投稿をご覧頂きありがとうございます。大分駅前整体院の河野です。今回は「9月になって動き始めたら腰から足が痛い・しびれる原因は?」という内容になります。
9月も中旬を過ぎ、朝晩は少しずつ過ごしやすくなってきました。夏の暑い時期には外へ出る機会が減っていた方も、「そろそろ散歩を再開しよう」「買い物に歩いて行ってみよう」と、少しずつ身体を動かし始める時期ではないでしょうか。
ところが、いざ動き始めてみると、
「夏前までは普通に歩けていたのに腰が痛い」
「買い物へ行ったら、お尻から太ももにかけて痛くなった」
「久しぶりに歩いたら足までしびれてきた」
「暑い間ずっと家にいたから、腰が固まってしまった気がする」
このような変化を感じることがあります。
特に50〜70代になると、夏前と同じつもりで身体を動かしていても、夏の間にどのくらい動いていたのかによって、身体の状態が同じとは限りません。
ただし、「夏に運動しなかったから腰が悪くなった」「座りすぎて筋肉が固まったから坐骨神経痛になった」と単純に考えるのも注意が必要です。腰から足にかけて痛みやしびれが出る場合には、活動量の変化だけでなく、症状が出る場所や動作、歩ける時間なども確認する必要があります。
今回は、長時間座って過ごすことや身体活動量、腰痛や坐骨神経痛、段階的なウォーキングなどに関する論文や研究を参考にしながら、夏の間あまり動かなかった方が9月になって活動を再開したとき、腰から足に痛みやしびれが出る場合に何を考えればよいのか、当院の考えを交えて分かりやすくお伝えします。
1.夏の間、暑くて座っている時間が増えていませんでしたか?
「運動をしていない」だけではなく日常生活そのものが変わっている
今年の夏も暑い日が続き、「必要がなければ外へ出ないようにしていた」という方も多いのではないでしょうか。
暑くなる前は近所のスーパーまで歩いていた方が車で行くようになったり、朝夕の散歩をやめたり、庭仕事を控えたりすることもあります。外出しない日は、冷房の効いた部屋でテレビを見たりスマートフォンを使ったりして、気がつけば一日の大半を座って過ごしていたという方もいるでしょう。
ここで考えたいのは、単純に「運動をしたか、していないか」だけではありません。
例えば散歩に行けば、椅子から立ち、玄関まで歩き、靴を履き、道路を歩きます。買い物へ行けば商品を見ながら歩き、立ち止まり、向きを変え、荷物を持って帰ります。
こうした何気ない生活の中でも、私たちは股関節や膝、足首、骨盤、背中などを繰り返し動かしています。
ところが暑さによって外出が減れば、このような日常生活の中にあった「身体を動かす機会」そのものが少なくなります。
そのため9月になって腰がつらくなったときは、「何か悪いことをしたかな?」と直前の行動だけを見るのではなく、7月、8月をどのように過ごしていたのかまで振り返ることが大切です。
2.座る時間が長いと腰だけでなく股関節や足も動かす機会が減る
「腰が固まった」という感覚を腰だけで考えない
「夏の間ずっと座っていたから、腰が固まったような感じがする」
このように話される方がいます。
長時間座ったあとに立ち上がると腰が伸びにくかったり、最初の数歩がぎこちなかったりすると、「腰そのものが固まってしまった」と感じるのも自然なことです。
しかし、身体を動かすという視点から考えると、確認したいのは腰だけではありません。
椅子に座っている時間が長くなると、立ったり歩いたりしているときと比べて、股関節を大きく伸ばす、膝を曲げ伸ばしする、足首を使って地面を蹴る、骨盤や胸郭を動かしながら歩くといった機会が少なくなります。
同じ姿勢が長く続けば、「以前より股関節が伸びにくい」「立ち上がった直後に腰が伸ばしづらい」など、関節の動かしにくさや筋肉の柔軟性低下を感じることもあります。
ここで大切なのは、「座ったことで関節が悪くなった」と考えるのではなく、動かす機会が減っていた身体を急に以前と同じように使おうとしていないかという視点です。
例えば、しばらく開けていなかった引き出しを久しぶりに動かすと、最初からいつも通り滑らかに動くとは限りません。身体は機械ではありませんが、長く使っていなかった動きをいきなり大きく行うよりも、少しずつ動かしながら状態を確認するという考え方は似ています。
腰が固まった感じがするときほど、腰だけを揉んだり伸ばしたりするのではなく、股関節、骨盤、胸郭、膝、足首まで含めて、身体全体がどの程度動いているのかを見ることが重要になります。
3.久しぶりに動くと夏前と同じ動作でも身体への負担が変わる
自分では「いつも通り」でも身体には久しぶりの活動かもしれない
9月になって涼しくなってくると、「そろそろ運動しないと」と思って、夏前に行っていた散歩をそのまま再開する方がいます。
例えば6月までは毎日30分歩いていたからと、2か月ほどあまり歩いていなかった状態から、いきなり30分のウォーキングを再開するケースです。
本人にとっては「以前と同じことをしただけ」なのですが、身体側から考えると、久しぶりに30分歩くことになります。
歩くときには腰だけが働いているわけではありません。足が地面につくたびに足首、膝、股関節が動き、それに合わせて骨盤や胸郭も動きます。こうして身体のさまざまな部分を使いながら、一歩一歩前へ進んでいます。
ところが、夏の間にこうした動きを行う機会が少なくなり、股関節や足首などが以前と同じように使いにくくなっていると、身体のどこかがその動きを補わなければならない場合があります。
例えば股関節を十分に伸ばしにくければ、歩幅を確保しようとして腰をいつも以上に反らすことがあります。胸郭や骨盤の動きが小さければ、腰周辺で動きを補おうとする場合もあります。
つまり、「30分歩いたから腰に負担がかかった」というより、「今の身体で30分歩いたときに、どの部分へ負担が集中したのか」を考えることが大切です。
夏前にできていた運動量を基準にするのではなく、「今の身体がどのくらい動けるのか」から再スタートする必要があります。
4.腰から足の痛み・しびれは「運動不足」だけで判断しない
腰だけの痛みと脚まで広がる症状は分けて考える
久しぶりに動いた翌日に腰が張っている、普段より腰が重いという状態と、腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、足先などへ痛みやしびれが広がっている状態は、同じように考えない方がよいでしょう。
「夏の間ずっと座っていたから仕方がない」
「運動不足だから、もっと歩けば良くなるだろう」
そう考えて、痛みやしびれを我慢しながら歩き続けるのはおすすめできません。
腰から足にかけて痛みやしびれが出る状態には、腰椎椎間板ヘルニアや神経根症、腰部脊柱管狭窄症などが関係している場合もあります。特に50〜70代では、「運動不足だったから」という一つの理由だけに当てはめず、症状の出方を確認することが重要です。
反対に、脚がしびれるからといって必ず重い病気があるという意味でもありません。
大切なのは、「どこが痛いか」「どこまでしびれるか」「何をすると出るか」「休むとどう変化するか」まで含めて身体の状態を整理することです。
夏に動かなかったことが直接の原因とは限りません。むしろ、夏の間は歩く距離が短かったため気づかなかった症状が、9月になって活動量が増えたことで初めて表面に出てきた可能性も考えておきましょう。
5.歩き始めて足が痛むなら「どのくらいで出るか」も大切
「歩くと痛い」だけでは分からないことがある
当院で身体を確認するときにも、「歩くと痛いです」という情報だけで判断するのではなく、その症状がどのように出るのかを詳しく確認します。
例えば家の中を歩く程度なら問題ないのに、スーパーへ行って10分ほど歩くとお尻から脚が痛くなる方もいます。一方で歩き始めは痛いものの、しばらく歩いていると身体が動きやすくなる方もいます。
同じ「歩くと腰や脚が痛い」という言葉でも、身体の状態は同じとは限りません。
何分くらい歩くと症状が出るのか。立っているだけでも出るのか。座ると楽になるのか。前かがみになると変化するのか。腰だけなのか、それともお尻や脚まで広がるのか。
こうした症状の出方を確認していくと、「とにかく運動不足だから歩きましょう」では済まないことがあります。
特に「以前は30分歩けたのに、今は10分ほどで脚が痛くなって休みたくなる」「立っていると脚がしびれて、座ると少し楽になる」といった変化が出ている場合は、一度身体の状態を確認した方がよいでしょう。
また、足に力が入りにくくなってきた、歩き方が明らかに変わった、排尿・排便の異常や会陰部のしびれなどが出ている場合は、整体だけで判断せず医療機関での確認が必要です。
「9月になって歩いたら痛くなった」という出来事だけを見るのではなく、どのような条件で症状が出ているのかを見る。これが、その後どう身体を動かしていくかを考えるうえでも重要になります。
6.痛いからと再び動かなくなると活動量はさらに減ってしまう
「動くと怖い」から一日中安静にしない
久しぶりに散歩へ出て腰や脚が痛くなると、「やっぱり動かない方がいいのかな」と不安になるものです。
一度強い痛みを経験すると、「また痛くなるのではないか」と考え、買い物を控える、散歩をやめる、外出しなくなるなど、知らないうちに活動範囲を狭くしてしまうこともあります。
すると、夏に暑くて動かなかった → 9月に久しぶりに動いた → 痛みが出た → 怖くなって再び動かなくなるという流れになってしまいます。
もちろん、痛みやしびれを我慢して無理に動く必要はありません。
一方で、「痛みが完全になくなるまで何もしない」と長期間安静にしてしまえば、身体を動かす機会はさらに減ってしまいます。椅子から立つ、家の中を歩く、買い物へ行くといった日常生活の活動まで少なくなれば、活動を再開するときのハードルも高くなっていきます。
そこで必要なのは、「動く」か「休む」かの二択ではありません。
今どのくらいなら動けるのか、どの動作で症状が強くなるのかを確認したうえで、無理のない範囲から活動を戻していくことが大切です。
例えば夏前に30分歩いていたからと、初日から30分歩く必要はありません。まず短い時間から歩いてみて、そのときだけでなく数時間後や翌日の状態まで確認しながら少しずつ調整する方法もあります。
「昔できていた量」ではなく、「今できる量」から始める。
9月から身体を動かし直すときには、この考え方を持っておくとよいでしょう。
7.秋は今の身体を確認しながら少しずつ活動量を戻しましょう

夏の暑さが落ち着いてくる9月は、ウォーキングや外出を再開するには良い時期です。
だからこそ、「夏に運動できなかった分を取り戻そう」と急に頑張り過ぎるのではなく、まず今の身体の状態を確認してみてください。
夏の間に座って過ごす時間が増えていたのであれば、腰だけを見るのではなく、股関節は伸びるのか、骨盤や胸郭は歩行に合わせて動いているのか、膝や足首まで使えているのかなど、身体全体の動きを見直すことも大切です。
大分駅前整体院では、腰が痛いから腰だけを施術するのではなく、立ち上がりや歩行など実際に症状が出る動作を確認しながら、股関節、骨盤、胸郭、膝、足首などの動きも含めて身体全体を確認していきます。
特に、
「夏はほとんど家で座っていた」
「9月になって歩き始めたら腰が痛くなった」
「以前より歩ける時間が短くなった」
「腰だけだったのに、お尻や足まで痛くなってきた」
「歩くと足がしびれて休みたくなる」
という変化が出ているのであれば、単に「年齢のせい」「運動不足だから」と決めつける前に、現在の身体の状態を一度確認してみてもよいでしょう。
そして、身体を確認したうえで必要なのは、ずっと施術を受け続けることではなく、少しずつ自分で動ける身体へ戻していくことだと当院では考えています。
夏前と同じ30分をいきなり歩くのではなく、今できる時間から始める。翌日の状態を確認し、問題がなければ少しずつ活動量を増やしていく。
そうやって秋からの生活に身体を慣らしていくことが、その先も自分の足で歩き続けるためには大切です。
「涼しくなったから動こう」と思える今の時期だからこそ、無理をして痛みを我慢するのでも、怖くなって再び動かなくなるのでもなく、今の身体に合ったところから動き始めることを意識してみてください。
腰から足に痛みやしびれが出始めている場合は、今よりも日常生活がつらくなる前に、身体の状態を確認しておくことも一つの選択肢です。








