結果が先-原因が後?
今年も、残り一週間ほどになりました。新潟県などは大変な大雪になっており、注意して除雪や運転等をして頂きたいと思います。
これに対し、今この時点(23日(金)夜)でも、ここ長野市は雪が降りません。例年であれば、北陸や新潟がこれだけ降れば、長野市や周辺も少なからず影響を受けて降雪するのですが、まるで見えないバリアでもあるかのようです。局地的な集中豪雨の冬季版という状況ですが、明日からは降雪予報が出ていますので注意したいと思います。
さて、今回は、一年の締めくくりになりますので、今年を振り返り、個人的な感想を書きたいと思います。今年もほんとうに様々なことがあり、正に「時代の大転換期」に遭遇していると感じます。
第一の気掛かりは、やはりロシアによるウクライナ侵攻でしょうか。インドのモディ首相は「今は戦争の時代ではない」と直言しました。全くその通りです。
今の時代、世界が団結して地球環境を修復しなければならないときに、地球環境を破壊する正反対の古典戦争が行われるとは普通の思考では理解できません。イデオロギーの問題ではなく映画の世界の悪党にしか見えません。
強盗がお金を盗み、盗まれた当人が取り返せば、逆にどろぼう呼ばわりする思考は、理不尽を越え、理解不能な異次元のパラレルワールドです。時代は加速度的に変動しており、過去を理由に拘り続けるのはバカげています。現在-未来を考える必要があります。
そして、この侵攻に関連して、食料危機、エネルギ危機,経済危機等の連鎖も非常に危惧する点です。これらは最終的に物価高などにより個人々に影響するため、来年以降の更なる深刻な社会危機にもつながりかねません。
第二の気掛かりは、日本の衰退です。特に、個人的には、BEV(バッテリ電気自動車)の遅れを心配しています。BEVは、国土の大きい中国や米国の方が進んでいるように見えます。
日本は、中国や米国より遥に小さい国土であり、BEVが適しているにも拘わらずリーダーシップをとれていないのが残念です。
トヨタなどは、大企業ゆえに早急な転換は難しいとは思いますが、BEV化の新型車や充電設備の設置(例えば、全コンビニへの設置)などを早急に進めなければ、競争力を大きく失う虞れがあると思っています。
今後のことを考えれば、ガソリン車は過去の自動車になろうとしており、反面、BEVは、様々な面で広範に波及する伸び代を持っています。テレビ等と同様に、BEV化は、低価格化の加速やエネルギ資源の重要性の意識を高めるなど、多くの派生効果を生じます。
話は変わりますが、SDGsに伴う資源節約等の観点から“年賀状じまい”お知らせ通知が増えてきました。弊所も今年より年賀状の交換は辞退させて頂きましたのでよろしくお願いします。
最後になりますが、新型コロナ8波が増加中です。皆様におかれましては、健康にご留意され、よいお年をお迎え下さいますようにお祈り申しあげます。
本年は、公私共にたいへんお世話になりありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。