騙されるところでした(撃退編)
「騙されているかもしれません」
しれない。とは、その可能性があるというお話しです。
もちろん、勘違いして購入している(売主も勘違いをして売却している)ケースもあります。
売却依頼を頂いた物件であまり詳しいことは言えませんが、今回のケースは、売却をしたい物件(何十年も前に購入した物件)が、あるはずの所在に無く、別の場所に建っており、あるはずの所在の建物は別の所有者名義になっていました。
それだけでなく、他にも権利に関わる問題がゴソッとあり、所有者や関係者は全員お亡くなりになっていて、収拾がつかなくなっています。
現代の取引では、このような問題は起こりにくくなっているかと思いますが、昔の物件は要注意が必要です。また、「大丈夫だろう」とたかをくくって容易に取引を進めると、後で大問題になりかねません。取引時には、極力専門家を入れておく事。入れない場合は事細かにメモを取って残しておく事。取引した本人達しか分からない状況にしておかない事。が大切だと思います。
そんな事、めったにないでしょ!と思ってらっしゃいますか?
私はこの半年間で、「自分のものだと思っていた。知らなかった。」という案件に二件巡り合っています。
一度ご確認してみて下さい。自己の所有だと思っていた場所の物件が、別人の所有かもしれません。